4月中旬 横浜市内にて
ムラサキケマン[紫華鬘](ケマンソウ科)
山野や道端などのやや湿ったところに生える越年草。全体は軟らかく無毛で、茎に稜があり高さ20~50㎝になります。葉は根元と茎につき、2~3回羽状に細かく裂けます。
4~6月、上部に総状花序を出し、紅紫色の唇形花を多数つけます。
4月上旬 横浜市内にて
シロヤブケマン[白藪華鬘](ケマンソウ科)
こちらは、ムラサキケマンの白花品種です。「ヤブケマン」とは、ムラサキケマンの別名です。
栽培種のケマンソウに対し、野生種ということで「ヤブ」と付いたそうです。
このシロヤブケマン、まれに見られると手元の図鑑には載っていますが、この辺りではよく見かけます。最近、以前より目にする機会が多いと思うのは、気のせいでしょうか。なんとなく色の薄いムラサキケマンもあるようで、花の色の変化の仕組みがわかりません。
以前にも載せましたが、ムラサキケマンは全体にアルカロイドを含む毒草で、涙や唾液の増加、心筋運動の障害、けいれんなどを起こすそうです。
綺麗な花は、見るだけにしておきましょう・・・・・