ヤマグワ[山桑](クワ科)
5月の半ば頃には、まだ緑色をした実をつけていたヤマグワも、5月の終わり頃には下のように熟し始めてきました。
5月中旬 横浜市内にて
この中でひとつだけ、濃い色をした実がありますが、これもあと一息といったところですね。
このヤマグワはたくさん実をつけていました。その中で一番色の濃いものを味見してみましたが、久しぶりのヤマグワの実は美味しかったです。
ヤマグワは、日本各地の日当たりのよい山野に普通に生えています。葉は、幼木ほど切れ込みが多く、成木になるにつれて裂けずに、丸くなる傾向があるそうです。慣れないと同じ木の葉とは思えませんよね。
果実の表面には、長い雌しべの先が残るのが特徴です。子供が小学生の頃、学校で蚕を飼うのですが、週末には家に持って帰ってくるので、クワの葉を調達するのが大変でした。まぁ、ちょっと近くの林に行けば、たくさん生えているんですけどね。
5月下旬 横浜市内にて