自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

これも薬草・・・

2015-05-28 19:28:00 | お散歩
チガヤ[茅萱](イネ科)
秋田県以南の本州~四国、九州の山野や草地、道端などに生える多年草。根生葉は、扁平な線形で先は尖り、茎葉は互生し、基部は茎を抱き鞘状になります。根茎は細長く地中を横に這い、所々に節があります。この節からひげ根と茎を出し、繁殖力は旺盛です。
茎にも節があり、ふつう毛があります。葉縁や葉先が赤くなることが多いです。
5~6月、茎先に葉の出る前に褐色の花穂を付け、その後白銀色の毛を持ったものになります。
開花前の若い花穂を「ツバナ」といい、万葉集にも詠まれていますが、噛むと甘みがあります。
また、根茎も甘みが強く、サトウキビと比較的近い類縁関係にあるそうです。
根茎を11月頃に掘り取って、ひげ根などを取り除き陰干ししたものを「茅根(ボウコン)」と呼び、利尿や消炎、止血に用います。
身近な草はらでこの季節、真っ白な穂を風にたなびかせている姿をよく見かけます。
ただの雑草と思いがちですが、これも立派な薬草なんですね。

ヒバリ[雲雀](ヒバリ科)
近くの草はらでは、よく晴れた空でヒバリが気持ち良さげに囀っていました。
暫し休憩中のヒバリです。

キジ[雉](キジ科)
近くの田んぼの畔を歩いていると、水路の脇から突然雌のキジが飛び出してきました。予想していなかったので、キジも驚いたでしょうが、私もすごく驚きました。
その後、田おこししたばかりの田んぼの畔に沿って、雌は歩いて行ったのですが、向かいの茂みから雄が出てきたのです。
雄は畦の端に佇んで、雌の動きを見守っていました。
(わかり辛い写真ですが、画面中央やや左に雌がいて、右端近くの黒っぽく写っているのが雄になります。)

5月中旬 横浜市内にて

コメント (8)
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