自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

薬草の花・・・

2015-05-26 20:45:00 | お散歩
カラスビシャク[烏柄杓](サトイモ科)

北海道~本州、四国、九州の草地や畑で見られる多年草。地下に塊茎があり、3小葉の葉が1~2個根生します。小葉は楕円形~長楕円形で先は尖ります。
5~8月、葉よりも長い花茎をのばし、その先に緑~紫緑色の筒状の苞(仏炎苞)を出します。その中に上部は雄花、下部は雌花の密生した花軸があり、この花軸の先は仏炎苞から外に長く突き出します。
コルク層を除いた塊茎を「半夏(ハンゲ)」といい、多くの漢方薬に配合されています。夏以降に掘り取って水洗いして皮をとり、日干ししてから用います。
林と道路を隔てる柵の脇で、カラスビシャクの花と出会いました。仏炎苞の中の花も撮りたかったのですが、ピントがなかなか合わず、うまく撮ることができませんでした。
葉柄の途中や3小葉の合点にムカゴを付けますが、まだその姿は見ることができませんでした。
身近な薬草、これもその一つです。

5月中旬 横浜市内にて

コメント (8)
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