ネズミモチ[鼠黐](モクセイ科)
関東以西の本州~四国、九州、沖縄の暖地の常緑樹林内などに生える常緑低木。庭木や生垣として植えられることもあります。
葉は短い柄があり対生し、楕円形~広卵状楕円形で革質、光沢があります。縁は全縁で、葉先は細くなっています。
5~6月、本年枝の枝先に円錐花序をだし、白色の小花を多数つけます。果実は楕円形で、黒紫色に熟します。
この果実を「女貞子(ジョテイシ)」といい、晩秋から冬にかけて熟したものを採取し、水洗いして天日によく干します。強心や利尿、緩下、強壮、強精薬として古くから用いられてきました。煎じて飲むこともできますが、果実酒として飲むと使いやすいです。
中国原産で、要注意外来生物にも指定されているトウネズミモチとよく似ていますが、花の季節がトウネズミモチの方がやや遅いです。葉の形にも違いがあり、葉先が次第に細くなって長く尖ります。また葉を日に透かすと葉脈が透けて見えます。果実もトウネズミモチの方が丸い感じで、表面はなめらかです。
この花は生け垣として庭先に植えられていたものです。身近な薬用植物、こんな所にもあるんですね。
5月下旬 横浜市内にて
関東以西の本州~四国、九州、沖縄の暖地の常緑樹林内などに生える常緑低木。庭木や生垣として植えられることもあります。
葉は短い柄があり対生し、楕円形~広卵状楕円形で革質、光沢があります。縁は全縁で、葉先は細くなっています。
5~6月、本年枝の枝先に円錐花序をだし、白色の小花を多数つけます。果実は楕円形で、黒紫色に熟します。
この果実を「女貞子(ジョテイシ)」といい、晩秋から冬にかけて熟したものを採取し、水洗いして天日によく干します。強心や利尿、緩下、強壮、強精薬として古くから用いられてきました。煎じて飲むこともできますが、果実酒として飲むと使いやすいです。
中国原産で、要注意外来生物にも指定されているトウネズミモチとよく似ていますが、花の季節がトウネズミモチの方がやや遅いです。葉の形にも違いがあり、葉先が次第に細くなって長く尖ります。また葉を日に透かすと葉脈が透けて見えます。果実もトウネズミモチの方が丸い感じで、表面はなめらかです。
この花は生け垣として庭先に植えられていたものです。身近な薬用植物、こんな所にもあるんですね。
5月下旬 横浜市内にて