自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

膝の効果は・・・

2017-07-12 21:10:00 | お散歩
ヒナタイノコヅチ[日向猪子槌](ヒユ科)
日当たりのよい道端や荒れ地などに生える多年草。全体に毛が多いです。花序は密につき、軸には白毛が密生します。果実は針状の苞を持つ胞果で、いわゆるひっつき虫の仲間です。
茎には節があり、下に行くほど赤みを帯びます。この様子が牛の膝のように見えることから、牛膝と名付けられたそうです。
この肥大した節は虫こぶで、イノコズチウロコタマバエによるものだそうです。
秋から冬に地上部が枯れた頃に根を掘り取って、天日で乾燥させたものを「牛膝(ごしつ)」と言って、関節炎や腰痛、通経、利尿などに用います。これも身近な薬草なのですね。
漢方薬の牛車腎気丸などにも用いられています。
道端の草むらで見つけた見事な牛の膝、思わず撮ってしまいました。

6月下旬 横浜市内にて

コメント (10)
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