自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

久々の花・・・

2020-10-23 21:24:00 | お散歩
オケラ[朮](キク科)
本州~四国、九州のやや乾いた草原などに生える、雌雄異株の多年草。葉は互生し、倒卵形で柄があります。単葉から複葉の変異があり、多くは3~5裂します。縁には針状の鋸歯があります。
9~10月、茎頂に頭上花序を単生し、白色~淡紅色の管状花をつけ、魚骨状の苞に囲まれます。
久しぶりにオケラの花と出会うことができました。
以前観察していたオケラは、最近姿を確認することができません。枯れてしまったのか、盗られてしまったのかわかりませんが、寂しいことです。

花の横顔です。このオケラは白花でした。
オケラの花は、この魚骨状の苞も特徴的でしょうか。
根茎を「白朮(ビャクジュツ)」といい、漢方で利尿、健胃、腎機能の改善や身体疼痛、胃腸炎、浮腫などに用いられます。
春に出る若芽は、山菜として食されます。また、屠蘇散の原料のひとつでもあります。
身近で有用な植物ですが、今ではその存在も忘れられているのでしょうかね。

10月中旬 横浜市内にて

コメント (10)
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