自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

これも薬用・・・

2016-11-05 19:07:00 | お散歩
ハクモクレン[白木蓮](モクレン科)
中国原産の落葉小高木。葉は互生し広倒卵形で先は尖り、縁は全縁です。
3~4月、葉の展開に先立って白色の花を上向きに咲かせます。花弁は6個で、ほぼ同長の萼片が3個あります。
この蕾を開花する前に採取して、日干しにしたものを「辛夷(シンイ)」と言って鎮静や鎮痛に用います。日本では同属のコブシやタムシバの蕾を「辛夷」として用いますが、中国ではこのハクモクレンが基原植物の一つとして用いられます。「辛夷」と表記すると中国ではハクモクレンを指しますが、日本ではコブシの事を指します。生薬名はどちらも「辛夷」なので紛らわしいですね。
生薬名はこのように日本と中国で同じ表記をしていても違う植物の事を指すことが多々あるようです。中国などに旅行へ行った時、生薬を購入することはないでしょうが、注意しておくことが必要ですね。

コブシの蕾

10月下旬 横浜市内にて

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hiro-photo)
2016-11-05 19:16:38
こんばんは。
ハクモクレンはよく目にしていますし、写真にも撮りますが、薬になるとは知れませんでしたね。
他の漢方薬でも葉や根は良く聞きますが、蕾が薬になるとは・・・・、聞いてみなければわからないものですね。
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Unknown (YAKUMA)
2016-11-05 21:09:34
hiro-photoさん
公園などでもよく見かけるハクモクレンですが薬用植物なのですね。
身近な所にいろいろと薬用植物はあるようです。
P、ありがとうございます。
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Unknown (理恵さん)
2016-11-06 07:52:35
うちの庭に数年前までハクモクレンの木があって毎年見事な花を咲かせていたんやけど、
大きくなりすぎて、お隣さんのガレージに侵入してしまって・・・・
ちょっと苦情も出たこともあって、泣く泣く伐採してしまったんですよね。残念です。
このつぼみにこのような効果があるなんて驚きです。
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Unknown (FREUDE)
2016-11-06 08:48:02
花を愛でるのみ、の私は
ハクモクレンが薬用に効能があるとは
思いも及びませんでした

コブシにも同様の効能があるのでしょうか
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Unknown (YAKUMA)
2016-11-06 20:54:28
理恵さん
ハクモクレン、残念でしたよね。
春先に咲いて楽しませてくれるのに・・・
蕾を薬用とするのに気付いた人は凄いですよね。
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Unknown (YAKUMA)
2016-11-06 20:58:13
FREUDEさん
思いもよらぬ所に薬用植物はあるものです。
コブシも同じ効能があるようですね。
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Unknown (ディック)
2016-11-07 11:38:30
ヌルデの虫こぶの名前を単に「五倍子」として済ませているのは、「生薬」の名前の影響でしょうか。
そんなことを昨晩の「ガマズミの虫こぶ」の記事で話題にしました。
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Unknown (YAKUMA)
2016-11-07 22:13:19
ディックさん
五倍子も生薬名からきているのではないでしょうか。
素直に読めない所がもどかしいです。
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