花も踊る！！

これは、街中の道端でもよく見かけると思います。



ヒメオドリコソウ（シソ科）という、ヨーロッパ原産の帰化植物です。
名前の由来は、小さなオドリコソウという意味だそうです。
ということは、オドリコソウがあるわけですが、こちらはまだ見たことはありません。
これは、もう少し白っぽい花が輪状に咲く様子を、輪になって踊る踊り子に見立てて名付けられたそうです。「ヒメ」の方は、あまり輪になっているように見えないので、こちらが先に名付けられたなら、こんな洒落た名前にはならなかったかもしれませんね。
疎らな踊り子を探してみてください。

3月上旬　藤沢市内にて

添え物です

いわゆるクレソンです。



日本名をオランダガラシ[和蘭芥子]（アブラナ科）といいます。“オランダ”とは特に関係なく、慣用的に外国から入ってきたものにオランダとつける事があるそうです。
クレソンは仏名で、英名ではウォータークレスです。（綴りはわかりません・・・）
料理のつまに使っているのを見たことがあると思いますが、ヨーロッパ原産の植物だそうです。今では日本の水辺に帰化し野生化しています。
このクレソンは、群がっていませんが、同じ公園内の池では、大群落を形成しています。
消化促進作用もあるようなので、肉料理に添えて、是非食してください。

3月上旬　大和市内にて

クレソン　　　　　Cresson
ウォータークレス　Watercress

種つけ花

いままで、変わったナズナだなと思っていた花です。



よく見ると、細い棒のようなものが立っているので「何か違うな」とは思っていたのですが・・・
タネツケバナ（アブラナ科）でした。
境川沿いの田んぼの畦に、たくさん咲いていましたが、この花は大和の公園で撮影したものです。[種漬花]と表されるそうですが、種もみを水に漬ける頃に咲くのでこの名があるそうです。稲作は生活と密着していたことがうかがわれますね。
茹でて食べると少々辛味があっておいしいそうです。一度チャレンジしてみますか！！

3月上旬　大和市内にて

黄色満開

春の到来を告げる花・・・サンシュユ（ミズキ科）です。



最近よく行く、大和市内の公園で池の周りにたくさん咲いていました。
果実を乾燥させ、山茱萸（サンシュユ）という生薬に用いますが、花を意識してみたのはこのときが初めてです。
一本のサンシュユの枝に、半分に切ったミカンが刺してあり、それをメジロが食べていました。サンシュユの黄色とメジロのいわゆる“うぐいす”色がとてもきれいでしたが、ミカンが不自然でした。野鳥を撮影に来た方々が、メジロを呼ぶためにやったことらしいですが（十数人が周りでカメラをかまえていました）、根気よくサンシュユの花にメジロが来たところを待って、撮ったほうがいい写真ができると思うんだけど・・・・・
人それぞれといったところでしょうか。

3月上旬　大和市内にて

寒葵

日向は暖かですが、風が冷たい一日です。



これは、カンアオイ（ウマノスズクサ科）です。
学生の頃、高尾山のほうで見たことはありますが、大和の公園にも咲いていました。
暗紫色の花は地味ですが、よく見るとかわいらしい感じがしてきます。
写真手前の葉が、カンアオイの葉です。葉の形がアオイに似て、冬でも枯れずに緑色をしていることからこの名があるそうです。
この季節、スギ花粉症の私にとって、散策は鼻水や目のかゆみとの戦いでもありますが、天気の良い日は外に出たくなりますよね。

3月上旬　大和市内にて
今日、境川をいつもと逆に２４６方面へ歩いていたら、川面の上をカワセミが飛んでいました。どこに棲み付いているカワセミだったのでしょう。川下の方へ飛んでいったけど・・・