実り・・・はじけ飛ぶ！！

意外と子供達にも評判でした。
カタバミ［傍食］（カタバミ科）の実です。熟すと種子をはじき飛ばすということは、以前書いたと思います。
先日、家族で散歩に出掛けた時、道端にカタバミの実が生っていたので、はじけ飛ぶところを見せようと思いました。そこでみんなを呼び集め、実に触ったところ・・・
予想以上に種子がはじけ飛んだ為、「うわぁ～」と変な声を上げてしまいました。 「父親の威厳が・・・」と一瞬思いましたが、そんな心配は要らず、子供達も実に触り、種子をはじき飛ばして喜んでいました。

開花中の茎葉の絞り汁を、皮膚病に外用で使用しますが、油いためや辛子和えにしてもおいしいそうです。葉はすっぱいのでみじんに刻んで、天ぷらのつゆに入れると変わった味を楽しめるそうです。先人達の知恵を実践してみるのもいいですね。

６月上旬　横浜市内にて　　

遅咲き？

我家の近所では、とっくに花の時期は終わりましたが、ここではまだいっぱい咲いていました。

ナワシロイチゴ[苗代苺]（バラ科）です。この自然公園の近辺は、横浜駅周辺では雨なのに、雪が降っているようなところです。他の所では、５月の半ば過ぎに咲いていたこの花も、ここでは６月半ばに咲いていました。やはり気温が低いのでしょうか？

苗代を作る頃に、実が熟すのでこの名があるそうですが、公園内にある田んぼも田植えは終わっていました。やはり遅咲きのようです。でもそのおかげで、花を撮る事ができました。
赤紫色の蕾のように見えますが、花弁は開くことなく散るそうです。閉鎖花というのでしょうか？いろいろな仕組みがあるんですね。
キイチゴの仲間なので、赤く熟した実は食べれます。線路沿いや道端の土手などに生えていますので、どうぞ召し上がれ・・・！！

６月中旬　横浜市内にて　　

爪からきました！！

同じ“ツメ”でも由来が違います。

ツメクサ[爪草]（ナデシコ科）です。
シロツメクサやムラサキツメクサと違い、葉の形が鳥の「爪」に似ていることからこの名があります。

このツメクサ、何故か我が家のプランターによく生えてきます。買ってきた土に種が入っていたのか、何よりも先に芽吹いてきます。意外に根も深くはり、プランター中がツメクサだらけになってしまうのです。でも、今年はこのブログのために、花が咲くまでとって置いたのですが、写真を撮ろうと思ったときには、花が終わっていました。この花は、散歩の途中で撮ったものです。
子供の頃、漠然と「シロツメクサ」は、一つひとつの花の形が、「爪」に似ているからだと思っていたのですが、「詰草」とは、思いもよりませんでした。
でも、本当に「爪」草があってよかったです。

６月上旬　大和市内にて　　

幸せを呼ぶ・・・

今でもこの花で遊んでいる子供達がいます。

シロツメクサ[白詰草]（マメ科）です。江戸時代にガラス製品を運ぶときに、この草の干し草を利用したことからこの名があります。
子供の頃、花で首飾りや冠を作った記憶はありませんが、妻が子供達に作ってあげていました。私はもっぱら４つ葉のクローバーを探していたと思います。

以前日光に行った時、戦場ヶ原付近の駐車場脇の草原で、一度に何本も４つ葉を見つけたことがあります。この時は、見つけただけでとても幸せな気分になってしまいました。
この花もハチ達が、好んで蜜を吸いに来ますが、上質な蜂蜜が採れるそうです。今では、「詰草」としてではなく、蜜源植物として利用されることの方が多いのでしょう。

６月上旬　大和市内にて　　

田植え日和？

生憎の雨の中、農業体験に参加しました。今年で３回目の参加になります。
今日は、畑ではサツマイモ（ベニアズマ）の植え付けとジャガイモの収穫。田んぼでは田植えを行いました。

奥に見える田んぼで作業をしました。参加者は、田植えを終えて、脇に流れる水路で手などを洗っているところです。
今年は、神奈川県の奨励品種「さとじまん」の苗を植えました。２年前に参加したときも、同じような日程でしたが、体験日に雨が降ることはありませんでした。今日は、雨の中大変でしたが、このくらいの雨の方が田植えには向いているそうです。

ここ横浜にも２３０５ｈａ（横浜スタジアム約８８０個分）の田畑があるそうです。農業体験をすることで、子供達に環境のこと、食のことなどに興味を持ってもらいたいと思います。
この雨の中、カエル達は元気に鳴いていました。田んぼの中からも顔をのぞかせています。天気が良ければ辺りを散策したかったのですが、それができず残念でした。
次回は、田んぼの草取りをする予定です。

６月中旬　横浜市内にて