自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

大きな木の白い花!!

2006-06-20 22:56:00 | お散歩
庭木として、また、公園やお寺などにも植えられることがあります。
タイサンボク[泰山木、大山木](モクレン科)です。
モクレンやホオノキと同じMagnolia属(マグノリア)の仲間ですが、この木は常緑で、パリパリとしたかたい質感のある葉をつけます。北米原産の木で、幕末から明治の頃にはいってきたそうです。

花を真上から撮ったものです。直径20cm以上にもなるこの花は、日本で普通に見られる花としては、最大級だそうです。がんばって撮ったのですが、画面に入りきりませんでした。 花の香りも大変良く、辺りに甘い香りを漂わせていました。

樹高は15m前後にもなるそうですが、こんな木を植えられる、広い庭のある家に住みたいですね・・・・・

6月中旬 横浜市内にて  
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段々花?

2006-06-19 18:20:00 | お散歩
これはキキョウソウ[桔梗草](キキョウ科)です。5月の連休過ぎ頃から、駅に行く道端でニョキニョキと背を伸ばしている草を見つけました。葉が茎を抱くように生え、まるで五重塔のような雰囲気をしていました。 6月にはいり、ようやく花をつけました。花の感じがキキョウに似るからこの名があるそうです。別名を「ダンダンギキョウ」ともいうそうで、全体の感じからきたことが分かると思います。直径1.5㎝ほどの花ですが、花冠は5裂します。この花は、まだ開ききっていませんね。
北アメリカ原産の1年草ですが、ぜひ身近な道端で、この花を見つけてみてください。

6月上旬 横浜市内にて  
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草の壁・・・

2006-06-18 10:03:00 | お散歩
ブドウ畑を囲う網を這い上がり、それはまるで草の壁のようでした。
ナヨクサフジ[弱草藤](マメ科)です。
葉と花がフジに似ていて、なよなよした感じなのでこの名があります。
クサフジという似た草がありますが、花の付き方などが違うようです。
ヨーロッパ原産の植物で、飼料、緑肥用に導入されたのですが、今では野生化しています。初めてブドウ畑で見たとき、あっという間に拡がって、繁殖力のすごさに驚きました。
この花にも、ハチが蜜を求めて来ています。こんな雨の日はどうしているのでしょう?
梅雨空が続く日々・・・夏空が待ち遠しいですね!!


6月上旬  横浜市内にて  
ナヨクサフジは、花柄が花の後ろの下側に付き、クサフジでは花の真後ろに付く。
花の先の部分(色の濃いところ)と細長い部分(白っぽいところ)の長さが、ナヨクサフジでは細長い部分の方が長くなり、クサフジでは同じくらいの長さになるそうです。
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今が刈り時!!

2006-06-17 21:57:00 | お散歩
春先に芽生え始めたこの草も、今、花の盛りを迎えています。
ドクダミ[蕺草](ドクダミ科)です。
これはひとつの花ではありません。白く見えるのは、花弁ではなく4個の総苞片です。その上にある花穂 に、3本の雄蕊と、3本の花柱をもつ1本の雌蕊からなる小さな花が、多数集まっているのです。花としては、原始的な仕組みだそうです。

独特な匂いと、繁殖力が旺盛なことで嫌われがちな草ですが、有用な薬草として、昔から使われていたことは前にも書きました。開花中の全草を採って干したものを「十薬」として使います。この薬草を知らないうちに、庭で栽培している方はいませんか?
そう、今まさに刈り入れ時なのです!!
先日、公園の植え込みの陰に生えているドクダミを、遠慮がちに採っている年配の女性がいましたが、もっと堂々と採ればよいのです。あなたは有用な「薬草」を採取しているのですから!!
「ドクダミ」は、「毒」や「痛み」に効く事から「毒痛み」の意味と言われているそうです。。。。。

6月上旬  横浜市内にて  
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帆掛け舟?

2006-06-16 21:55:00 | お散歩
この花も種子を弾き飛ばします。
キツリフネ[黄釣舟](ツリフネソウ科)です。同属の植物に「ツリフネソウ」といって、赤紫色の花をつけるものがあります。名前の由来は、この花の形が、帆掛け舟を吊り下げたように見えることからだそうです。
で、花の色が黄色いので、こちらは「キツリフネ」となりました。
この花の形、何か他の花に似ていませんか・・・そう、ホウセンカです。
ホウセンカも含め、ツリフネソウの仲間は、実が熟すと皮がはじけて、種子を弾き飛ばします。植物達も、できるだけ広いところに、子孫を残そうとしているのですね。

この花が咲いていた公園には、ホタルがいると聞いていました。そろそろホタルの舞う時期かなと思い、公園の職員に聞いたところ、今年はまだ確認されていないと言われました。昨年は、なんと2匹しか確認できなかったそうで、このままいくと今年は・・・・・
環境を守ることの難しさを、改めて感じました。ホタルにとっては、まだまだ棲みにくい世の中なんですね。

6月上旬 大和市内にて  
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