自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

これも薬草・・・

2007-06-25 18:14:00 | お散歩
アカメガシワ[赤芽柏]
(トウダイグサ科)
身近な山野の日当たりのよい場所に生える雌雄異株の落葉高木。葉は互生し、赤く長い葉柄を持ち、縁は全縁になりますが、若木の葉は浅く3裂します。6~7月、枝先に円錐花序をつけます。これは雌花ですね。
樹皮に抗潰瘍成分を含む薬用植物で、アカメガシワエキスを含む医薬品は、ストレス性の胃腸病治療薬として今でも使われています。
道端や庭の隅など勝手に生えてくるそうで、我が家の前にある駐車場の塀際にも、生長を続けているアカメガシワがあります。アスファルトとブロック塀の隙間から生えていて、言うなれば「根性アカメガシワ」です。まだ樹高2m弱ですが、そのうち伐採されてしまうのでしょう・・・・・

6月中旬 横浜市内にて 

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香りづけ・・・

2007-06-24 18:13:12 | お散歩
ハイネズ[這杜松](ヒノキ科)。
海岸の砂地に生える常緑低木。雌雄異株でこんな球果がなります。同属のネズは、ネズミの通路に置くとネズミが刺されるので嫌って来なくなるほど葉が硬いことから名付けられ、別名「ネズミサシ」ともいうそうです。
ネズの実は、「ジン」の香りづけに使われます。ハイネズの実も代用とされるのでしょうか・・・・・
5月下旬 ひたちなか市内にて 
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夏が来た・・・

2007-06-23 16:34:41 | お散歩
ホオズキ[酸漿,鬼灯](ナス科)の花がもう咲いていました。よく見ると下のほうに、まだ緑色の大きく膨れた萼がありますね。中で液果が育っていることでしょう。冬に網目状になった袋に入った果実の写真を載せましたが、今の季節は、緑色で若々しい感じがしますね。
6月も終わりに近づき、そろそろホオズキ市の季節ですね・・・・・

花冠は平開して5浅裂します。裂片が反り返らないのが特徴です。下向きに咲く白色の花が可愛いですね。よく見ると、細かい毛に被われています。

昨日は夏至、今日もよく晴れて暑い1日でした!!            6月下旬 横浜市内にて


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こんな実がなる・・・ミツバウツギ

2007-06-22 17:23:00 | お散歩
ミツバウツギ[三葉空木]
(ミツバウツギ科)。
ちょうど1ヶ月くらい前、白い花を咲かせていたミツバウツギもこんな面白い形をした実をつけました。中には1cmもない小さな種子が入っているそうです。若葉や花の蕾は食せるそうですが、この実は食べても美味しそうではありませんね。
今日は、梅雨入り後初の梅雨空となりました。空梅雨という予報は当たってしまうのでしょうか。
最近、なかなか散策に出られません。
休みの日には晴れて欲しいと思うのは、ちょっと我儘すぎますかね・・・・・

6月上旬 横浜市内にて 
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こんな実がなる・・・サルトリイバラ

2007-06-21 17:59:26 | お散歩
サルトリイバラ[猿捕り茨](ユリ科)
各地の山野に生える雌雄異株の落葉藤本で、葉は互生し円形~楕円形で先は尖り縁は全縁です。刺があり、小枝が絡まりあっているので、猿でも引っ掛るということから、この名がついたそうです。花期は4~5月で、果実は秋から冬にかけて赤く熟します。今はまだ緑色をしていますね。
「山帰来(サンキライ)」とも呼ばれることがありますが、本来は中国原産のケナシサルトリイバラの根茎のことをいいます。山帰来の代用として根茎を排膿解毒、体質改善薬として用います。
紀州など関西地方では、柏の葉のかわりにサルトリイバラの大きい葉で餅を包む習慣があるそうです。何?餅と呼ぶのでしょうか・・・・・

6月上旬 横浜市内にて 
コメント (2)
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