咲き始めて・・・ホオノキ

ホオノキ[朴木・厚木]（モクレン科）
林際では、ホオノキが花を咲かせようとしていました。日に照らされた若葉の緑の中で、白い蕾がとても綺麗に見えました。
このホオノキは、初めて見たときにはすでに大きな木だったので、間近で花を見ることはできないと思っていました。
今年は下のほうの枝にも、こうして蕾が付いていたので、近くで花が見れそうです。この花はもうほころび始めていましたが、まだ固い蕾がいくつもありました。
たくさん咲いたところで、この花のいい匂いを楽しめればいいなと思います。

ホオノキの花

５月上旬　横浜市内にて

咲いたかな・・・ムクノキ

ムクノキ［椋木］（ニレ科）
先月、葉とともに蕾を出し始めていたムクノキも、どうやら花を咲かせ始めたみたいです。
画面中央で、雄花が少し咲いていますが、雌花の方は咲いているのかどうか確認できませんでした。
葉の方はすっかり出揃ったようですね。若々しい緑がとても素敵でした。この若葉の緑に目が行って、今まで花には気付きませんでした。こんな小さな花をたくさんつけて、ムクノキは今花盛りです。

ムクノキの蕾　ムクノキの実

５月上旬　横浜市内にて

似た花が咲いて・・・イヌザクラ

イヌザクラ[犬桜]（バラ科）
本州、四国、九州の山地に生える落葉高木。葉は互生し、長楕円形で先は尖り、縁に鋸歯があります。4～5月、小さな白い花をブラシ状にやや疎らにつけます。昨日載せたウワミズザクラに似ていますが、花序の枝に葉が無いのが特徴です。
先月の中頃、よく行く林際に面白い蕾をつけた木を見つけました。その時は何かわかりませんでしたが、先日行ってみると白い花を咲かせていました。
初めはウワミズザクラかと思いましたが、なんとなく雰囲気が違います。花の数が少なく感じたのですが、まだ若い木だからと思いました。でも、よく見ると花序の枝に葉がありません。これがイヌザクラなんですね。
この後イヌザクラの実も観察して、ウワミズザクラとの違いも見てみたいと思います。

５月上旬　横浜市内にて

満開も終わり・・・ウワミズザクラ

ウワミズザクラ［上溝桜］（バラ科）
昨日載せたジュウニヒトエの咲く林を出ると、林際ではウワミズザクラが満開を迎えていました。
一つ一つの花は小さいのですが、ブラシ状にたくさん花をつけて、なかなか見事なものですね。
若葉の緑とともに、白い花をたくさんつけた姿は、とても爽やかな感じがします。若々しい木々の緑を見ていると、私もとてもフレッシュな気分になりますね。
去年、ウワミズザクラの実を見ようと思っていたのですが、実りの季節に行くことができませんでした。食用にもするという実を今年は是非見てみたいと思います。

2009年の花

４月下旬　座間市内にて

林の中で咲く・・・ジュウニヒトエ

ジュウニヒトエ[十二単]（シソ科）
やや明るい林内や道端などに生える多年草。茎葉は対生し、倒披針形で先は尖り縁に波状の鋸歯があります。全体に白い毛が密生します。
4～5月、茎先に4～6cmの花穂を出し、淡紫色～白色の唇形花を輪生状に多数つけます。
この花が重なって咲く様子を、昔の女官が着た十二単という衣装に見立てて名付けられたそうです。
先日載せたキランソウとは同属です。私がよく歩く林では見かけたことが無いのですが、この林にはたくさん生えていました。たまには違う所を歩くのも、いいですね。

キランソウの花

４月下旬　座間市内にて