自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

林床にて・・・

2013-04-25 17:43:00 | お散歩
キランソウ[金瘡小草](シソ科)
この季節、林縁などを歩いていると、よく見かける花がこれです。
いつも載せていますが、「ジゴクノカマノフタ」という別名も持ち、以前は薬草として用いられてきました。
身近な薬草だったのでしょうね。

面白い形をした花です。
上唇は短く2裂し、下唇は大きく3裂します。

2012年の花

4月上旬 横浜市内にて

ツクバキンモンソウ[筑波金紋草](シソ科)
こちらは同属のツクバキンモンソウです。
赤みを帯びる葉脈が特徴の一つです。

白い花を咲かせます。花の感じはキランソウと似ていますが、上唇がさらに短いですね。
近所の林では見たことはありませんが、この林ではよく見かけます。
このブログを始めた頃、ジュウニヒトエと間違えていたのは今でも忘れられません。
足元に咲く花、気付かれないことが多いのでしょうね。。。

2011年の花

4月中旬 横浜市内にて

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春告げる花・・・フデリンドウ

2013-04-24 18:44:00 | お散歩

フデリンドウ[筆竜胆](リンドウ科)
この季節、林床の落ち葉の陰で花を咲かせているフデリンドウ。
久しぶりにその姿を撮ってみました。
この花色が、いつもうまく表現できません。もっと味わいのある色をしていたのに残念です。
フデリンドウは、雄性先熟です。この花は、雄しべの姿しか見られないので雄性期ですね。
このあと、雌しべが生長して両性期になります。花の中の様子を見て、咲き始めたばかりかどうかわかるのですね。


近くにはまだ蕾のままの株もありました。
この様子が筆に見えることから、この名がついたそうです。でも、リンドウの仲間の蕾は、大体このような姿をしているそうです。
フデリンドウ、春を告げる花の一つです・・・

2010年の花

4月上旬 横浜市内にて

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また会えた、また会いたい・・・

2013-04-23 21:10:00 | お散歩
ニワトコ[庭常](スイカズラ科)
林縁では、ニワトコが花を咲かせていました。
花の季節になると、ここにもニワトコがあったんだ、と思うことが多く、その存在を十分に主張しますね。

細かい花がたくさん咲いて、若葉の緑との組み合わせがとても素敵です。
今年も出会えたニワトコの花、赤い実を付けている姿も見てみたいですね。

2012年の花

カタクリ[片栗](ユリ科)
こちらはカタクリです。3年前に花後の姿を見た林ですが、その後も花を見ることができません。
今はこんな葉ばかりです。花を咲かせるにはまだ時間がかかるのでしょうか。
あの時花を咲かせていたカタクリは、今は無いようです。
この場所でカタクリの花を見てみたい。その望みは何時か叶うでしょうか・・・

2010年のカタクリ

4月上旬 横浜市内にて

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何の知らせか・・・アズマネザサ

2013-04-22 19:01:00 | お散歩
アズマネザサ[東根笹](イネ科)
北海道西南部~本州、四国、九州の低山や丘陵地に生えます。稈は疎生し、株立ちにはなりません。葉は互生し狭披針形で、幅は5~20mm。葉鞘先端の肩毛付着部は平らです。葉鞘は稈や節と共に無毛です。
稈は高さ1~2.5mになり、放っておくと4mにもなるそうです。
この辺りでは、よく見ることができます。子供の頃、家の裏山にもたくさん生えていました。
このアズマネザサは花を咲かせていました。

イネの様な花を咲かせるんですね。
タケやササは1回繁殖性で、一度花を咲かせると枯れてしまいます。根茎を地中に這わせて繁殖するので、一帯の笹薮が全て地下で繋がっているひとつの個体だということも良くあります。そのため花が咲いた後は、その笹薮全体が枯れてしまうこともあるのです。
この林縁では、下草刈りがよく行われるのか、丈の低いものがあちこちに生えていました。どれも花を咲かせていたので、同一個体なのでしょう。この後は実が生りますが、その様子も見られれば幸運です。

4月上旬 横浜市内にて

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実り楽しみ・・・

2013-04-20 18:42:00 | お散歩
ナツグミ[夏茱萸](グミ科)
北海道、本州~九州、四国の低地や山地に生える落葉小高木。葉は互生し、楕円形~長楕円形で、ときに倒卵形をおび、基部へ向かって狭くなり、先は短く尖ります。縁は全縁で、葉表には脱落性の灰白色鱗片および鱗毛があります。
4~5月、葉腋に長い花柄のある1~2個の花を下垂させます。花弁はなく、花に見えるのは萼筒で先が4裂します。萼筒は子房の上でくびれます。

こちらは葉裏です。銀色の鱗片に、疎らに褐色の鱗片が混ざります。
このナツグミは、よく歩く林の中で花を咲かせていました。何度か通っている所ですが、花に気付いたのは初めてです。
子供の頃、近所の林に何グミか覚えていませんが、グミが実って食べた思い出があります。それ以来食べられることは知っていても、味見をしていません。
この林で味見ができるでしょうか。その季節にここへたどり着けるかは、下草の生え方次第です。

クサイチゴ[草苺](バラ科)
こちらは、最近何度か味見しているクサイチゴの花です。
この場所は私が初めてクサイチゴに出会った所です。その頃に比べると、林の中の方へ繁殖していっているような気がします。この大きな花からは、期待通り大きな実が生ります。
こちらの味見も今から楽しみです。

2012年の花

4月上旬 横浜市内にて

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