自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

花盛り・・・

2023-04-24 19:36:24 | お散歩

アマドコロ[甘野老](キジカクシ科) 
林縁の斜面では、アマドコロが花を咲かさえていました。この場所は、毎年アマドコロが固まって生えている所です。ざっと見ただけでも10株はありました。


葉腋から花柄をだし、花を2個ずつ付けています。茎の上部の花はまだ開いていませんね。以前にも載せましたが、アマドコロは下から花を咲かせていくようです。
昨日載せたホウチャクソウの花に似ていますが、アマドコロの茎は枝分かれしません。
アマドコロの根茎を掘り取り、乾燥させたものを「玉竹(ぎょくちく)」と言って、滋養強壮などに用います。これも生薬として用いられていたのですね。
花は何度も見ていますが、実の生る様子を見たことがありません。今年はその様子も観察したいです。

4月中旬 横浜市内にて

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風では鳴らずに・・・

2023-04-23 21:26:02 | お散歩

ホウチャクソウ[宝鐸草](イヌサフラン科) 
林床では、この花が季節を迎えていました。ホウチャクソウ、この辺りでは最も普通に見られる花でしょう。
足の踏み場もないほど広がって、たくさんの花を咲かせます。茎は年数を経る毎に2分枝を繰り返し生長していきます。時々、ホウチャクソウとは思えないほどの大きな株を見ることがあります。

久しぶりに、花の中の様子を撮ってみました。
柱頭が3裂する雌蕊の周りを6個の雄蕊が囲みます。その様子がわかるでしょうか。よく見ると葯が縦に裂けて、中から黄色い花粉が出てきています。
この花も受粉して球形の実を付けることができるでしょうか。実の生る様子も観察してみます。

4月中旬 横浜市内にて

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爽やかな季節・・・

2023-04-22 19:09:24 | お散歩

ミズキ[水木](ミズキ科) 
サクラも終わり、美しい若葉の緑の間には、真っ白なミズキの花が咲き始めました。展開しきった葉は、少し緑が濃くなってきたのかもしれません。
ミズキの葉脈は、弧を描くように長く伸び、縁に沿うように流れます。その様子がわかるでしょうか。


枝先に散房花序を多数付け、小さな白色の4弁花を咲かせます。この日は、花がまだ咲き始めたばかりで、花が開いていない蕾だけの花序もたくさんありました。
若葉の緑が美しい林の中で、真っ白なミズキの花がたくさん咲く姿を毎年楽しみにしています。木々が切られて宅地が広がり、そうした光景を見る機会が少なくなってきたことは、寂しい限りです。

4月中旬 横浜市内にて

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花畑ではなく・・・

2023-04-21 21:06:00 | お散歩
アシブトハナアブ[脚太花虻 ](ハナアブ科)
仕事仲間と野外活動中のひとコマです。おそらくアシブトハナアブだと思いますが、揃いの黄色いウインドブレーカーの腕で、交接を始めたのです。
私がカメラを向けても、気にせずに繋がったままです。陽の光を浴びた黄色い袖を、花畑と間違えたのですかね。
都市部でも普通に見られる種のようですが、人との距離感の近さを感じてしまいます。小さな生き物との触れ合いも大切ですね。

4月上旬 横浜市内にて

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ノジスミレ・・・

2023-04-20 19:34:44 | お散歩

ノジスミレ[野路菫](スミレ科) 
道端の草むらで、スミレの花が咲いていました。この写真ではわかり辛いですが、葉は長披針形で縁は波打っていました。葉柄には翼が無く、花の側弁に毛も無かったので、ノジスミレのように思いました。
スミレの仲間の同定は、私には難しくて自信はありません。10日ほど前の写真です。また来年、ここで咲いていたら再確認してみます。
今日は初夏を思わせる気温でした。半袖でも過ごせる様な気温です。まだ4月ですけど、調子が狂います。

4月上旬 横浜市内にて

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