自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

彼岸花でおもてなし

2014-09-08 09:28:44 | Weblog
9月7日のヒガンバナ
咲いた咲いた赤白黄色どの花見ても綺麗だな。
18日には中南米諸国8名の皆さんがJICA研修で堂々川に来られる。
さーてどんな表無しがよいか考えた。
ボランテァ団体とお食事なんて言う金はない、金がなければ身体で表現する。
日本一の6番砂留を整備することにした。
今回から新しい英語ができる新入会員も手伝ってくれる。
英語の塾兼コンサルをしている方である。


6番砂留下方の草刈り

新人が砂防の石に生える草を取る

成果はご覧の通り
何処かのカメラマンが喜びそう


この人、世界に向けてホームページで神辺を紹介されている。
アドレス http://japantour-kannabe.com/kannabe.html

こうして見ると堂々川も国際的になってきた。


白花が咲く場の草刈りも完了


7日のヒガンバナ、咲きはじめた及び咲いた数は400を超えた


アイボリーとピンクアイボリーの花が咲いた場
今年植えたところ


黄色の花、アイボリーの花、ピンクと聞いて購入した花の蕾を紹介する






6番砂留がよく見える場所


色はまだ分からない


例年砂留と花のコントラストが最高の5番砂留下


今年は数が増えた


キツネノカミソリの花が咲いた。


花の先がとがっている


この花で今年の花色は8種、前回オレンジで紹介した花が見えない。

堂々川の生き物


花とトンボ


冊子「堂々川の生き物」を発刊しているが
この蝶は冊子には掲載されていない


ダイミョウセセリ


これからどんどん花は咲いてくるがいたるところで猪が掘り返している。
球根は食べられていないが土より外に出て腐敗しているものもある。
それにシシ害以外の人災もあるがこれも自然の摂理として受け止めて
ボランテァ活動を続けて行くことにしている。

蝶の名前今日もご指導感謝します。

砂留に捧げる彼岸花

2014-09-06 08:58:43 | Weblog
広島の土砂災害、激甚災害だがまだ名前はない。
我が管理地堂々川も広島地域と同じ花崗岩質の地、
同じ花崗岩質の地からこの度被災された皆様には心からお見舞い・お悔やみ申し上げます。

歴史をひも解けば堂々川も江戸時代1673(延宝元)年63名の犠牲者が出ている。


備後国の国分寺北西に立つ石碑


この災害、時は旧暦5月14日長梅雨と台風の襲来で1間先が見えないほどの豪雨が降り、
上流のため池が決壊し、
狭いところで1間強(約2m)の谷川を2800m程、周囲の土や石や木々を巻き込んだ土石流が下り
戦国時代毛利元就が再興を手伝ったといわれる国分寺を跡形残らず飲み込んだという。

いつの時代でも同じで自然災害だけで大きな人災になったのではないと思う。
江戸時代、戦争が無くなり人々は田畑の開墾を進めたり、産業振興、住み家を建設した。
時の幕府も1666年「諸国山川の掟」を発令し「かくひ掘り」を禁じた。
松の根を掘り出す等をやめさせ山が肌を見せるのを危惧し植林を奨励した。
福山藩においては松永に塩田を造り、財政を賄ったがこの塩田は海水を蒸発させるため
木や炭を燃料とし大量に使用したため近隣の山々は土質が現れていたと思える。

歴史物語は2011年堂々川ホタル同好会が発行の「堂々川今昔」を見てもらえればよくわかる。
国の砂防関係図書館、広島県の図書館、福山市の図書館にはあるはずだ。
残念なことだが我が手元には3冊しか残っていない。

今回の広島の災害も堂々川の歴史と同じように江戸時代の国分寺と同じような地に
家を沢山建てたことも災害を大きくした。
また山の木が松枯れ、ヒノキなどの植林で山の地力が弱くなっていることも関係していると想像できる。
時間100mm以上の雨が降ればどこでも土砂災害は起こるだろうが、
歴史をひも解いた原因調査もして欲しい。

長々と、思いを老いが書いたが最近の堂々川を見てもらう。


9月4日の大雨?神辺雨量計14mm30分

福山市中央部はかなりの量のはず
場所により降る雨の量が異なる


今回は堂々川の土質等を紹介する。
上流域の道路工事が山の中を見せてくれた。


花崗岩の風化が見られる

水を含むと土石流が起こる可能性が見える


すでに対策をされているはずの山肌、少しの雨でも崩れそう


岩肌が崩れまいと我慢している



限界なんだ強い雨よ降るな


すでに隣の岩肌は石を投げ捨てた


石が溝を塞ぐ


塞がれた溝は水を貯めて限界まで我慢する。
我慢できなくなると下流へ、下流では同じ環境の仲間がおり
流れてきた土石流と一緒に力を倍増させて下流へ流れる。
これが土石流の怖いところ!
次の機会では堂々川の砂留(砂防)の現状をレポートする。
堂々川の砂留はその後341年、下流の御野、湯野地域の安全を見守り防いできた。
ただ、誰かが守らないといけない。放置すれば次回?のようなことも起こる。

そして、現在堂々川ではヒガンバナが地域の安全祈願して花を咲かせ始めた。


白に続いて赤花も咲きだした


5番砂留が作る川原の左岸山寄せに白花系アイボリーを含めて200本強
すべて今年植えた球根が花を付けた。

おなじ5番砂留の下流にも花が咲いている。


ここでは3色の揃いぶみ


ここの色、赤色のようで赤でなく、アイボリーいや白のようで見た目はピンク、奥は黄色で
5番砂留を際立たせる。そして下流を守る砂留に感謝をささげている。

本日紹介最後は日本一の石積み堰堤砂防砂留6番


濃い黄色が隠れながら花色をささげる


堂々川のヒガンバナ5日現在350本程度が咲いた。
来訪された皆様花色がすでに8色咲いていますが探してみてください。
ただし夏水仙はすでに終わり花茎だけが残っている。
ちなみにアイボリー、薄黄色、濃い黄色、赤、ピンク、薄オレンジ、オレンジぽい狐のボタン
わかるかな。わからなかったら近くにいるかもわからない筆者に聞いてみて!

ヒガンバナが咲く

2014-09-03 10:11:02 | Weblog
季節の動きが早いのか
10月櫻が咲きはじめた。


葉っぱの1/3を毛虫に食べられた


秋が速足でやってきた。
桜だけではなくヒガンバナも昨年比20日ほど早く咲きはじめた。
これが今年植えた球根だけか全般的なことかはまだわからない。

堂々川を不法投棄の被害から守るため、ヒガンバナの里にする為に
ホタル同好会が2009年から植え始めた。今年も近隣の小学校のお手伝いを戴いた。
少しづつ植えたものが全長距離約800m間に花開くようになった。
ここまで来ると広島県トップレベルのヒガンバナの里を目指さない手はない。


現在50本以上が咲いている
5番砂留川原の東側山寄せ他


すでに4色が顔を出している。









色を表現して名前を付けるのは難しい。が3色あるのは間違いない。
黄花の蕾が見える。
昨年この黄花を盗掘されたが今年は監視を強めているので罪人にはならないで!。


黄色の花の蕾


テレビカメラがもうやってきた。




この近くは自然も豊かである。
ヒガンバナを観賞して貰うのは嬉しいが自然が壊れるのは怖いから水辺には近づかないで欲しい。


タデ科のミゾソバの花も咲きだした


トンボの夫婦が協力した産卵も忙しそう




秋が来た。秋が来た。
春夏冬・・・堂々川にあき(飽き)ない秋がやって来た。

干潟の生き物

2014-09-01 21:29:40 | Weblog
8月30日、朝早く又猪が檻にいると携帯が鳴る。


10数キロが6頭 


今月だけで13頭の駆除、これで地元の農家は被害がかなり減ると思うが
そんなことより散歩広場に柵を造り錠前を付けたことの方が彼らには問題らしい。
(この場に柵を作り鍵をかけたのは不法投棄がやまなないから止むにやまれず県が取り付けた)
3年も前のことを今頃持ち出して文句を云う。
世のため人のために役立ったと申請人と免許を持つ人は思っているのに。

岡山県境から西へ福山市を横断して隣の尾道市境まで
約1時間車で走ったところが本日の学びの場所である。
福山市松永町、本郷川河口


干潮の干潟で海の生き物を学んだ


トビハゼというムツゴローに似た魚が泥の中や海面、陸地で遊ぶ








干潟にはウミニナという巻き貝がいる。
カワニナはホタルの幼虫の餌になるがこの貝はまさかウミホタルの餌ではあるまい。





夏休み最後ということもあり、子供たちは真面目に勉強していた。
というより爺様、婆様の遊びの場のようにも見えた。とええ(絵)日記には書いておく。
福山市環境保全課主催「福山の自然みつめ隊」研修会の場面である。
干潟といえば蟹のお出ましである。


生息環境により種の違いが分かる


干潟で有名なのはハクセンシオマネキ、見つけることが出来た。


爪の片方が大きい

沢山のハクセンシオマネキがいる


チゴガニの名がつく小さなカニは


穴から身を出し一斉に万歳をしている


近くへ行けば穴に潜るが遠くなら見ることができる。
他にもスナガニ、コメツキカニもカメラには収まっているがすべてがピンボケ
海は山のようにはいかない。

比較的大きな蟹が目の前を横切る。
追いかける。大きくても隙間にかけこむのは早い。


誰も名前を教えてくれない


たまに海で遊ぶと新鮮さがよくわかる。

8月に岡山県井原市で同好会が70分講演をしたが
その講演ほぼ全部が9月28日18時20分から電波にのるらしい。
電波に乗るのではなくケーブルテレビだから電線を走るらしい。
嬉しいやら恥ずかしいやら、そんな反面それを日記に書いている自分がおかしい。