はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

植栽地に生えた樹木

2016年08月06日 | 森林管理・森林空間・森林整備のお話

 先日、植栽地の下刈りに。(僕が作業したわけでは、ありません

 シカやウサギの食害もなく、ひと安心。

 植栽木以外にも色んな木が生えてましたので、ちょっとご紹介を。

 ミズメ

 サロメチールの香りがする木で、木目も色合いもきれいな木材。

 サクラ材に劣らないと、個人的に思ってます。

 我が家のテーブルもミズメ。

 製材側はミズメザクラとも言います。

 

 シロモジ

 クスノキ科の樹木で、恐竜の足跡みたいな形の葉が特徴。

 材は器具材くらいかな?

 これといった特徴的な用途はなかった・・・ように思います。

 

 ヒサカキ

 ビシャコとも言い、花木に。

 花の香りは臭い。

 

 リョウブ

 シカにひどく剥皮されても、生き残るがんばり屋さん。

 昔は、飢饉の時にこの新芽を食べたとか。

 僕は食べたことないけど、格別に美味しいと言うわけではないらしい。

 ウリハダカエデ 

 シカも食べないし、伐採跡地でも生えてくるパイオニア(先駆性樹種)。

 最近、メープルシロップが採れると知ってから、がっつり注目している樹木。

 特用林産物界に新しい風を起こしてくれる…?

 

 タラノキ

 代表的な山菜。

 この時期、白い花を咲かせてるので、来年の春、採取したいなら、この時期に採取場所をチェック。(ヌルデもこの時期なんで見間違えないように)

 タラノキも伐採跡地や植栽地など日当たりの良い場所で、真っ先に生える先駆性樹種(パイオニア)。

 

 アカマツ

 これも、代表的な先駆性樹種(パイオニア)。

 早生樹であり、最近、出番がない(人気がない?)けれど、建築材として利用される。

 我が家の曲り梁もアカマツ。

 そして、アカマツといえばマツタケ!

 マツ枯れなんかに負けず、成長してほしい!

 

 カナクギノキ

 クスノキ科の樹木。

 名前に「金釘(鉄釘)」とつくので、堅いのかと思いきや、実は軟材。

 名前からして、釘の材料になりそうな名前だが、軟材なので、釘の材料にはならなそう。

 (材が強いように書かれてもいるけど、実際、採材しても堅いとはいい難いかな・・・)

 

 

 ナガバモミジイチゴ

 黄色く熟すキイチゴで、甘い。

 真夏の植栽地では、暑い上に痛いばかりだけど、初夏の植栽地では、その甘さに癒される。(トゲ痛いけど・・・)

 

 モミ

 主に建築材として利用されるが、スギやヒノキに比べると強度は劣る。

 建築材と言っても、構造材ではなく造作材などが主。

 でも、モミを梁に使うところもある。

 「強度的にどうなのかな~」っと思うけど、ホワイトウッドの柱で家を建てるんだから、問題ないか~

 僕は不安なので、使いませんが・・・・

 僕の中では、「桶」のイメージ。

 寿司桶にも使われ、昔は棺桶に使ったそうです。

 

 シカの食害を受けなければ、色々な樹種が生える。

 柵がなくても安心して、植栽や天然更新が進む。

 そんな日が、いつか、来るのかな・・・・。

コメント
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