先日、植栽地の下刈りに。(僕が作業したわけでは、ありません)
シカやウサギの食害もなく、ひと安心。
植栽木以外にも色んな木が生えてましたので、ちょっとご紹介を。
ミズメ
サロメチールの香りがする木で、木目も色合いもきれいな木材。
サクラ材に劣らないと、個人的に思ってます。
我が家のテーブルもミズメ。
製材側はミズメザクラとも言います。
シロモジ
クスノキ科の樹木で、恐竜の足跡みたいな形の葉が特徴。
材は器具材くらいかな?
これといった特徴的な用途はなかった・・・ように思います。
ヒサカキ
ビシャコとも言い、花木に。
花の香りは臭い。
リョウブ
シカにひどく剥皮されても、生き残るがんばり屋さん。
昔は、飢饉の時にこの新芽を食べたとか。
僕は食べたことないけど、格別に美味しいと言うわけではないらしい。
ウリハダカエデ
シカも食べないし、伐採跡地でも生えてくるパイオニア(先駆性樹種)。
最近、メープルシロップが採れると知ってから、がっつり注目している樹木。
特用林産物界に新しい風を起こしてくれる…?
タラノキ
代表的な山菜。
この時期、白い花を咲かせてるので、来年の春、採取したいなら、この時期に採取場所をチェック。(ヌルデもこの時期なんで見間違えないように)
タラノキも伐採跡地や植栽地など日当たりの良い場所で、真っ先に生える先駆性樹種(パイオニア)。
アカマツ
これも、代表的な先駆性樹種(パイオニア)。
早生樹であり、最近、出番がない(人気がない?)けれど、建築材として利用される。
我が家の曲り梁もアカマツ。
そして、アカマツといえばマツタケ!
マツ枯れなんかに負けず、成長してほしい!
カナクギノキ
クスノキ科の樹木。
名前に「金釘(鉄釘)」とつくので、堅いのかと思いきや、実は軟材。
名前からして、釘の材料になりそうな名前だが、軟材なので、釘の材料にはならなそう。
(材が強いように書かれてもいるけど、実際、採材しても堅いとはいい難いかな・・・)
ナガバモミジイチゴ
黄色く熟すキイチゴで、甘い。
真夏の植栽地では、暑い上に痛いばかりだけど、初夏の植栽地では、その甘さに癒される。(トゲ痛いけど・・・)
モミ
主に建築材として利用されるが、スギやヒノキに比べると強度は劣る。
建築材と言っても、構造材ではなく造作材などが主。
でも、モミを梁に使うところもある。
「強度的にどうなのかな~」っと思うけど、ホワイトウッドの柱で家を建てるんだから、問題ないか~
僕は不安なので、使いませんが・・・・
僕の中では、「桶」のイメージ。
寿司桶にも使われ、昔は棺桶に使ったそうです。
シカの食害を受けなければ、色々な樹種が生える。
柵がなくても安心して、植栽や天然更新が進む。
そんな日が、いつか、来るのかな・・・・。