はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

樹皮が斑状に剥がれる樹種 サルスベリ・ヒメシャラ

2017年03月08日 | 森林・樹木の基礎知識のお話

 今回、樹皮が斑状に剥がれるサルスベリやヒメシャラなどの樹皮について。

←ヒメシャラ

←カリン

 このような樹皮における周皮のコルク組織は、ほとんど発達せず、コルク皮層で盛んに光合成が行われています。

 そして、数年が経過すると、組織が古くなって、皮層全体がコルク化します。

 コルク化すると柔軟性が損なわれ硬くなるため、幹の肥大成長についていけなくなり、やがて脱落していきます。

 この脱落した部分の内側には、すでに新しい周皮が作られています。

 なので、樹皮の古い組織が新しい組織に入れ替える・・・いわゆる新陳代謝が、幹全体で行われ、それが斑状にポロポロと剥がれているというわけです。

 ん~「脱皮」みたいなもんですかね。

 

コメント
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