早春に花を咲かせるマンサク。
樹木の名前の由来として、
ほかの樹木より先駆けて、春になったら「まず咲く」って、ことで「マンサク」。
または、たくさんの花が開花する姿が「豊年満作」って、ことで「マンサク」。
と、言われています。
なお、漢字で表すと「満作」、「万作」です。
マンサクと混同しやすいのが、シナマンサク。
見た目、ほとんど同じです・・・。
そこで、マンサクとシナマンサクの違いを、簡単に比較・・・
①開花時期は、シナマンサクの方がマンサクより早い。
②花弁の長さは、シナマンサクの方がマンサクより少し長い。
③花弁基部の色の違いとして、シナマンサクは暗赤色で、マンサクは鮮やかな赤色。。
(上の写真は、分かりにくいですm(_ _)m。。)
④シナマンサクの花は、前年の葉が枯葉となって残りやすい。
この違いが一番、分かりやすいと思います。
⑤葉の表面が、シナマンサクは有毛でビロード状、マンサクは無毛。
これはマンサクの葉。
シナマンサクの葉の写真がなかったので、比較をお見せできず・・・m(_ _)m。
あと、マンサクの枝と樹皮は、強靱で、筏や建築の結束材(ねそ)として利用されるほか、薪や刈柴を束ねたり、背負い籠の骨組みにも利用されたそうです。
ザックリ言うと、縄の代用・・かな?
そして、マンサクの材も、堅硬で強靱、曲げにも強いと言われています。
二宮金次郎が背負っている薪や柴、桃太郎のおじいさんが集めた柴も、マンサクの枝や樹皮で、結束しているのかも~~(^o^)