はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

マンサク

2020年03月06日 | 樹木・草花のお話

 早春に花を咲かせるマンサク。

 樹木の名前の由来として、

  ほかの樹木より先駆けて、春になったら「まず咲く」って、ことで「マンサク」。

  または、たくさんの花が開花する姿が「豊年満作」って、ことで「マンサク」。

 と、言われています。 

 なお、漢字で表すと「満作」、「万作」です。

 

 マンサクと混同しやすいのが、シナマンサク。

 

 見た目、ほとんど同じです・・・。

 そこで、マンサクとシナマンサクの違いを、簡単に比較・・・

 ①開花時期は、シナマンサクの方がマンサクより早い。

 ②花弁の長さは、シナマンサクの方がマンサクより少し長い。

 ③花弁基部の色の違いとして、シナマンサクは暗赤色で、マンサクは鮮やかな赤色。

  (上の写真は、分かりにくいですm(_ _)m。。)

 ④シナマンサクの花は、前年の葉が枯葉となって残りやすい。

  この違いが一番、分かりやすいと思います。

 

⑤葉の表面が、シナマンサクは有毛でビロード状、マンサクは無毛。

 これはマンサクの葉。

 シナマンサクの葉の写真がなかったので、比較をお見せできず・・・m(_ _)m。

 

 あと、マンサクの枝と樹皮は、強靱で、筏や建築の結束材(ねそ)として利用されるほか、薪や刈柴を束ねたり、背負い籠の骨組みにも利用されたそうです。

 ザックリ言うと、縄の代用・・かな?

 そして、マンサクの材も、堅硬で強靱、曲げにも強いと言われています。

 

 二宮金次郎が背負っている薪や柴、桃太郎のおじいさんが集めた柴も、マンサクの枝や樹皮で、結束しているのかも~~(^o^)

コメント
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