クリーム色の可愛らしい花を咲かせる「ヒカゲツツジ」。
ヒカゲツツジは、「日陰に多く生える」ことからその名が付いたとされていますが、陽当たりの良い場所にも生えています。
個人的には、ジメッとした日陰よりも、明るい岩場に生えている姿をよく見かけるので、名前と生態が一致していない違和感を感じています。
僕だったら、ヒナタツツジって名付けるかな。そっちの方が可愛いし。
ヒカゲツツジは、日本固有種の樹木で、本州(関東以西)、四国、九州にかけて分布し、山地や岩場に生えています。
また、岩盤掘削で作られた林道沿いにも、良く生えています。
低木性常緑広葉樹で樹高は1~2m程度、4月頃にクリーム色~淡黄色の花を咲かせます。
葉は枝先に集まって互生し、形は披針形または長楕円形、長さは約4~8cm、葉の裏は鱗毛が密生します。
結構、特徴的な葉の形をしています。
新芽は、天に向かって、ズバッと伸びる感じ。
用途は庭木や鉢植えで、結構人気があります。