先日、仕事で山の中を徘徊していたら、ハナビラタケに出会いました。 (´▽`)
スズメバチに刺されたこともあって、こんな感じの球状のものには、ちょっと敏感です。 (^_^;)
ハナビラタケは、ハナビラタケ科の食用キノコで、夏から秋にかけて、モミ・ツガ・アカマツなどの針葉樹の根元や切り株に発生します。今回は、アカマツの根元で発見♪
見つけた現場は、保安林なので、採取せず、撮影だけ。 (-ω-)/
山主からは、マツタケがあれば採ってもいいよ。と言われていますが、保安林なので (^_^;) 。
ハナビラタケは、市販されるほど食用キノコとして有名なキノコですが、針葉樹の心材を腐朽させるので、樹木医視点でのハナビラタケは、樹幹内部に腐朽が広がっているサインと、受け取ってしまいます。
食用キノコだ! わ~い。とはならない。。。 (゚Д゚;)
今回のアカマツも、根元から1m付近の高さまで過去に樹幹損傷を受けた痕が見られたので、おそらく1m以上の高さまで樹幹内部の腐朽が広がっているのではないかと思います。
見た目には、山の中に自生する一般的なアカマツですが、樹幹内部の被害は、見た目以上のダメージが蓄積されていそうです。
他の樹木たちに守られながら、強風を避けて、倒れずに生き続けてほしいと思います。
さて、ハナビラタケは全体がクリーム色で、パッと見、市販のマイタケに似ています。
あと、スーパーに売っている波を打ったようなレタスにも似ている。と僕は思っています。(^_^;)
直径で約10~30cmの塊状で生え、肉質でしっかりとしたキノコです。
コリコリとした触感のキノコで、シンプルにバターで炒めて、塩コショウで食べても美味しいですね。
クリーム色なので、シチューやクリームパスタに使ってもいいかも。
ハナビラタケは、特徴的な美味しいキノコなので、是非、覚えて下さいね。 !(^^)!
なお、採取する際、山主の承諾を得て下さいね。(山主が分からない場合は、採取しないが原則・マナーです。)
山主の承諾を得ても、保安林は採取禁止なので、気をつけて下さいね。法令遵守です。