代表的な水生昆虫の1種「ミズカマキリ」。
名前にカマキリと付いていますが、カメムシ目の昆虫で、陸生のカマキリとは全く別の昆虫になります。
ミズカマキリの体長は40~45mm、体は細長く、体の色は灰褐色~暗褐色で、前脚は捕獲用、中後脚は遊泳用になっています。
肉食性で、捕獲用の前脚を使い、オタマジャクシや小型の魚類、水面に落下した陸生昆虫などを捕獲し、体液を吸い取ります。
体液を吸い取る食事の方法は、アメンボやマツモムシといった肉食性カメムシ目の昆虫だな~と思うので、陸生のカマキリとは全く異なりますね。
ミズカマキリは、日本全国に分布し、水田や池、沼などに生息し、ある程度の水質汚濁には耐性があるものの、農薬に対しては弱いので、減少傾向にある水生昆虫の1つです。
最近は、無農薬や減農薬でお米を育てる方も増えているので、少しずつですが、ミズカマキリを見かける機会も増えてきました。
ミズカマキリは、常に水の中で生活しているわけではなく、天気の良い日には、水中から飛び出し、空を飛ぶこともあります。
僕自身、飛び立つ姿を見たことはありませんが、ある日、車の上で亡くなっているミズカマキリがいました・・・。
何が起こったのか、分かりませんが、水の中から飛び出して、着陸した場所が車の上だったのかな・・・。
そして、あまりの暑さで、亡くなってしまった、のかな (T_T) 。
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