某男性アイドルの母親は、飲食店を営んでいる。
本人も公言しており、その店はファンの聖地となっているそうだ。
僕の行きつけの飲み屋の奥さんが、その男性アイドルの熱烈なファンで、
少し前に彼の母親の店に行った。
そこで「実は自分も店をやっており」という話になり、
彼の母親から「お店の名刺があればください」と求められたという。
その時は息子のファンを大切にするための社交辞令だと思ったそうだ。
僕も同じ立場だったそう思うはずである。
だが、しばらくして、彼の母親から店に電話があった。
用事があって最寄り駅に来たので、今から行きたいと。
そして本当に、彼の母親と彼の兄弟が店に来てくれたそうだ。
なんかいい話だ。
その時の感激を僕に伝えながら、
「どうしよう~~彼と結婚することになったら」
と自分の旦那の横で真剣に困る奥さんの話の続きは、
日本で一番どうでもいい話だったけれど。