

※2021.12.28のブログ改訂&再掲
打ち合わせ出た豪華な仕出し弁当に、
気になる注意書きが合った。
「二枚貝には、海老・蟹が共生しています」
確かに弁当には、浅利と思われる貝が入っていた。
僕はこれを見た時、
異物混入に対するクレームを防ぐためだと思った。
しかし知人は、
甲殻アレルギーの人に向けた注意ではないかという。
確かに。
その配慮もあるかもしれない。
また別の知人は、
「貝の中に住んでいるカニはどうやって繁殖するんだろう?」
と言い出した。さすが東京水産大学出身だ。
調べてみると、研究している大学があった。
ニュージランドのオークランド大学だ。
研究によると、
二枚貝の共生するカニ(カクレガニ)は、
夜間にオスが住まいの二枚貝を出て、
メスの住む二枚貝を訪ね、そこで交尾をするという。
まるで平安時代の通婚だ。
この際、オスは不思議な行動を見せる。
メスの住む二枚貝にたどり着くと、貝をハサミで撫でる。
何時間も撫でる。あるいはくすぐる。
すると二枚貝が口を開く。
そこから中に入るのだそうだ。
弁当の注意書きから、新しい知識を得ることができた。
ダウンライトの電球が切れたので、
家電量販店へ新しい電球を買いに行った。
これまで使っていた電球を持参したところ、
LED電球を勧められたので、そちらに変えることにした。
(今まではLED電球ではなかったのです)
買ってきたLED電球を取り付ける。
点かない。
なぜか点かない。
調べたところ、ダウンライトにSマークがある場合、
断熱材施工器具対応タイプの電球しか使えないという。

我が家のダウンライトは…
あ、Sマークがある。

買ってきた電球のパッケージを見ると、
「断熱材施工器具」では使えないと書いてあった。
しかも、とてもとても小さな文字で。
この家に住んでもう十数年になるが、
ダウンライトのSマークのことは知らなかった。
これまでにもLED電球に切り替えた場所があるが、
その時に使用したのが、すべて断熱材施工器具対応タイプだったようだ。
家電量販店の店員が、Sマークの確認をせずに勧めてきて買ったので、
軽くクレームを入れたところ、対応のものに交換してくれた。
ちなみに、最初に買った非対応のものはアイリスオーヤマ製。
対応のものはパナソニック製。
値段は3倍ぐらい違う。
安価なものには、それなりの至らぬところがあるということですね。




ひさしぶりに「コレ」を見た。
瓶ビールの水滴がテーブルに落ちるのを防ぐ皿のような「コレ」だ。
今でも高級店に行くと、瓶ビールはコレに乗って出てくるのだろうか。
(僕は鰻屋で見た)
それにしても、コレの名前はなんていうんだろう?と疑問に思っていたら、
知り合いの噺家さんが、
「はかま」
というらしいと教えてくれた。
瓶ビールのはかま。
なるほど。

「ボウズギンポの西京焼き」
があった。
ボウズギンポ?
初めて見る名前だ。
ギンポといえば江戸前の天ぷらで使われる魚だが、
西京焼きにできるほど大きな魚ではない。
出てきた西京焼きは、
写真のような感じで、
よく言えば脂がのっており、
悪くいえば旨味に乏しい。
帰宅後、
画像検索をしてみたら、
想像とはまったく違う姿の魚が出てきた。
え、ゲンゲ亜目?
1メートルにもなる?
深海魚?
だからあの身の感じだったのか。
思っていることを上手に伝えるための2つのコツ
1:話し始めは伝えたいことの全体像から話す。
(伝え下手の人は細かい部分から入りがち)
2:伝えたいことを具体的に話す。
(伝え下手な人はアレとかソレが多くなりがち)
たったこの2点を意識するだけで、
格段と伝わりやすくなりますよ。
みなさん、参考にしてください
今年も東京農大の「収穫祭」に行ってきた。
前日、近所の酒場でサンゴの白化について、
丁寧な説明をしてもらったと聞き、その展示を探した。
農大なのに、なぜサンゴ?と思ったからである。
「農業環境科学研究室」の展示だった。
なるほど。
マングローブとサンゴの関係か。
僕の理解の範囲で概要を記すと、
海が富栄養化するとサンゴは死滅する。
しかしマングローブには富栄養化を防ぐ働きがあるらしい。
また海の生態系に必要な「鉄」の供給にも役立っているらしい。
「らしい」と書いたのは、
どうやらまだ研究中らしく、展示でもそう書かれていたため。
研究の本質とは異なるが、
この展示を見て、2つ新しい知識を得た。
マングローブというのは、植物種の固有名、もしくはもう少し大きなグループとしての植物名だと思っていたが、実際は「塩生植物」の総称だった。
どれぐらい知られていることなんだろう。
サンゴと共生する「褐虫藻」の存在も初めて知った。この藻類が死ぬとサンゴは白化し、やがて死に至る。しかしながら、共生の詳しいメカニズムはまだわかっていないという。それも興味深い。
これが今年の僕の、「収穫祭」の収穫です。
ラオスといえば海のない国だ。
岩塩?
と思ったが、そうではないという。
ラオスがある場所も大昔は海で、
海底が隆起して、今の陸地が誕生した。
しかしヒマラヤほど隆起しなかったので、
塩分を含む地層が地下深くに残った。
そこへ、
高温多雨の土地柄、
常に多量の雨が降り染み込み、
地中の塩分が溶かされ、
地下水ならぬ「地下塩水」の水脈ができた。
それをポンプで汲み上げて、
製塩しているのだという。
なるほど。
角のない味の塩でした。
同席した料理研究家の方曰く、
料理に使うのではなく、
直接なにかにかけて食べる方が、
この塩の良さが活きるそうです。
再び、なるほど。
聞いた話なので、真偽のほどは定かではない。
天草地方では江戸時代、
キリスト教の信者が多数いた。
信者はお上に見つからぬよう、
人里離れた小屋で礼拝をしたそうだが、
その時、小屋のまわりに蜂を放ったという。
人を寄せ付けないためだ。
にわかには信じがたい話だが…
必要が出たら、裏を取ることにして、
今はこのままにしておく。
興味のある方は、
各自、検索して下さい。
世界でもっとも密猟されていると言われている動物が、
センザンコウだという。
今や絶滅危惧種である。
密猟の理由は「ウロコが薬になる」と言われているから。
しかしながら、
ウロコの成分を分析すると、
ほぼケラチンだそうだ。
稀少とされるセンザンコウのウロコは「爪」と一緒。
センザンコウのウロコの代わりに、
自分の爪でも噛んでおけ!という話だ。
需要があるから供給がある。
僕も東洋医学が利用するけど、
こういう部分はどうも受け入れられない。
ハチミツには大きく分けて2種類ある。
1つの花のミツだけから成る「単花蜜」
いろいろな花のミツから成る「百花蜜」
安価なハチミツは、この「百花蜜」だと思っていた。
しかし最近、養蜂家の方から、また別のハチミツがあると聞いた。
それは「砂糖蜜」ともいうべきものだ。
ハチの巣箱の周囲に砂糖水を置き、
ハチは花のミツではなく、砂糖水を巣に持ち帰る。
それを集めた「ハチミツ」だ。
花のミツではなく砂糖水でもハチミツなのか?
という疑問は残るが、
彼曰く「安いハチミツの中にはそういうものがある」
と言っていたから、OKなのだろう。
あくまである養蜂家から聞いた話なので、
裏は取っていない。
東京農大の収穫祭に、
ハチミツに関する研究会が毎年出展しているので、
今秋行った時に訊いてみようと思っている。
近海物の魚で、
キロあたりの値段が高い魚は何か?
という話を魚の美味い居酒屋の店主に聞いた。
クエ?
確かに、クエも高い。
ノドグロ?
ノドグロも高い。
しかし、もう1つ、意外に高い魚があるという。
正解は…カワハギ。
え、カワハギってそんなに高いの?と思ったが…。
カワハギは養殖できない。
今の時期は特に美味い。
群れを作る魚ではないので、大量に捕れない。
今の時期は特に美味い。
身の歩留まりが悪い。
という理由だそうだ。
あくまで店主の経験の基づく話、
市場などでの裏はとっておりませんので、
あしからず。
チヌ、クロダイといえば、釣り人に人気の魚だ。
だが、ある人々にとっては「害魚」だと聞いた。
養殖業者たちである。
牡蠣だったか、帆立だったか失念してしまったが、
(海苔だったかもしれない)
まだ小さいものをクロダイが食べてしまうのだという。
養殖業者曰く、
「釣り人に、このあたりのチヌを全部釣ってほしい」