星新一さんに『できそこない博物館』という本があります。
作品にはならなかった155のアイデアメモとその解説が記されています。
広くオススメしたい本の一冊です。
それはさておき。
星新一さんだけではなく、
創作活動をしている人や企画を考えている人ならばアイデアメモはつけており、
そこに記された99%は実現されることのないまま葬り去られていきます。
まあ、その98%は、実現できるレベルに至っていない思いつきですが。
ご多分に漏れず、僕もその手のメモがあります。
アイデアメモ供養代わりに、時々、ここに記していこうと思っています。
A1・『実家の段ボールを開けてみた』
メモにはタイトルのみが記してありました。
内容に関しては説明不要でしょう。
何年ぶり何十年ぶりに、自分の荷物を収納してある実家の段ボールを開けてみる。
それだけです。
なんでこんなメモを書いたかというと、
SNSで「実家の段ボールの中にあるはずだ」といった記述をよく見かけたので。
古い本や雑誌、レコードなどなどがそこにあるはずだ、と。
僕も実家に大量の段ボールがありますが、
その中にはお好きな方にはたまらないものが幾つも眠っています。
そんなふうに死蔵させてあるならば、放出してしまった方がいいのでしょうが、
それはそれで手間がかかるので、放置してあります。
同様な方は大勢いるはずです。
幅広い層の興味を集めるために安易に思いつくのは、
芸能人の実家の段ボールを開けることですが、
了承してくれる方は少ないでしょう。
それに個人的に見たいのは、いま何らかの創作活動をされている人の実家の段ボールの中身です。
(※どこかですでに実現していたら教えてください。見てみたい/読んでみたいので)