頭が回ったり、気が回らなかったり

2018年12月31日 15時37分37秒 | コメディのかけら
大晦日のスーパーは大変なことになっていた。

レジは大行列。

僕の順番まであと4人というところで、
前の男性が電話をかけ、
「そろそろだから」

すると妻と子どもたちが、
買い物カゴを持ってやってきた。

どうやら二手に分かれ、
夫が先にレジに並んでいたようだ。

う~む。
小癪なマネをする。
こういうのを世間では、
「ダンドリの良い人」と呼ぶのだろう。

だが、その後の行動はまるで正反対だった。

カゴは1つなのに、なぜか妻と子どもと3人で並ぶ。
その分、列は長くなる。

会計の時も、
なぜか妻が一万円札を出し、
夫はジップロックに入れた小銭を出し、
釣り銭が無いよう支払おうとして四苦八苦。
挙句の果てには、小銭が足りなかったのか、
妻が千円札を出していたし。

つまり彼らは、
自分たちのことには頭が回るが、
周囲の人のことにはまったく気が回らない、
そういう人だったようだ。

年末に喜劇的な愚か者を観て、楽しみました。

「全裸シリーズ」の元ネタ

2018年12月28日 15時27分09秒 | 業界のかけら

ソフト・オン・デマンドに『全裸シリーズ』という
人気AVシリーズがあるという。

昨日、松尾貴史さんから、
このシリーズの元ネタが、
「ビデオ安売り王」から出した『FROGMAN SHOW』の中の
「はだか番頭」というコントだったという話を聞いた。

『FROGMAN SHOW』とは、
松尾貴史さん、松尾スズキさん、ふせえりさんなどが出演した
オリジナルビデオ。

松尾さんは、高橋がなりさんから直接言われたということだから、
信憑性の高い話である。

ちなみに、このコントを書いたのは、
『小河ドラマ・竜馬がくる』『深夜!天才バカボン』などで知られる
細川徹君。

実は細川君、大ヒットAVに貢献していた…って知ってるかなあ。

浸水・・・カビの恐怖

2018年12月27日 08時26分48秒 | ホラーのかけら
大水で床下床上浸水の後、
一番厄介なのは「カビ」だという。

素人考えでは、
たとえ床上浸水したとしても、
最悪、壁や床を張り替えれば、
構造部分はそのまま再利用できる、
つまるり「ビフォーアフタ」レベルのリフォームをすれば、
なんとかなるのではないかと思ってしまうが、
必ずしもそう上手くはいかないという。

よく乾燥させたつもりでも、
水分が残っており、カビが発生。
それによる健康被害が出ることがあるそうだ。

見えないところでカビは大量発生している。

ボランティアの女性が、
床下にたまった泥出しの作業をした時の話だ。

長時間の作業を終え、
宿舎でようやくシャワーを浴びると、

「髪を洗ったら、水が緑だったんだよ」

緑の原因がカビなのかコケなのかはわからない。

ヘルメットをして作業をしていたにも関わらず、
床下にビッシリ生えた緑の何かが髪に付着していたという。

怖い話だ。

「かゆいところはないですか?」

2018年12月26日 08時44分18秒 | コメディのかけら

美容室でシャンプーする時、
必ず言われる決まり文句がある。

「かゆいところはないですか?」
「流し足りないところはないですか?」
「気持ち悪いところはないですか?」

これらの質問に対し、
僕が「どこどこが…」とお願いしたことは一度もない。

お願いする人はいるのだろうか。

美容室のシャンプー台を72時間ウォッチングし、
お願いする人はいるのかいないのか?
調査したいものである。

多機能トイレでパニック

2018年12月24日 08時57分07秒 | コメディのかけら
彼女が二人の子どもは連れて入ったのは、
新幹線の駅の多機能トイレだった。

下の子はまだベビーカーを使っているので、
普通のトイレには連れて入れない。
そしておむつも換えたかった。

子どものおむつを換えた後、
今度は自分が用を足すために便座に座る。

初めて入る空間に子どもたちは興味津々だった。
余計なところは触らないように注意した。

お兄ちゃんはその言葉をちゃんと守った。
しかし、よちよち歩きの弟は聞いちゃいなかった。

入口の方は歩いていくと、
よりによってドアの「開」ボタンを押したのだ。

ゆっくりとドアが開き始める。

このままドアが開いたら、
むき出しの下半身が外から丸見えだ。

お兄ちゃんに「閉」ボタンを押すように頼むが、
お尻丸出しでパニックになっているママの姿に大笑いするばかり。

自分で閉めに行くしかない。

だが、ジーンズを上げている余裕はない。
かといって、普通に立って歩いたら、いろいろ丸見えだ。
なので、妙な前傾姿勢で入口に近づくと、
力まかせにドアを引いて、閉めた。


「閉」ボタンを押すのではなく、
ドアを直接引いて閉めたのは、
自動で閉めると、閉まる速度が非常にゆっくりだからだ。

もう大丈夫。

ほっとしていると外から男性の声が聞こえた。

「ちゃんとボタンを押して閉めないと、
 外から開いちゃいますよ」

一部始終を目撃されていたようだ。

タクシー410円の弊害

2018年12月20日 23時05分56秒 | アイデアのかけら

平日の日中、
新橋駅前からタクシーに乗ろうと思ったら、
タクシー乗り場に車がいなかった。
待っている人が数人いるところを見ると、
しばらくタクシーが来ていないようだ。

こんなことは初めてだった。

10分ほど待って、
ようやくタクシーに乗ることができた。

その車内で運転手から興味深い話を聞いた。

曰く、

「道沿いで客が拾える時は新橋駅にはいかない」
「新橋駅から乗る客は1メーターの客が多い」
(雨や雪の日はその割合がさらに増える)
「初乗り料金が410円になってから、ますます行かなくなった」
「410円で降りられる客ばかりでは商売にならない」

なるほど。

初乗り料金を410円に値下げして得をしたのは、
短い距離に乗る人だけだという。

「今、都内のタクシー業界は、毎月1億円、
 売上が下がっているんです」

こう聞くと、410円にしたのは失敗だったのかもなあ。

落胆させないビル

2018年12月16日 15時07分18秒 | 写真のかけら

階上の飲食店まで行って、
満員で入れなかった時は心底がっかりする。

渋谷の通りに面した場所に、
こんな表示を出しているビルがあった。

素晴らしい。

iPhone、ベトナムへ

2018年12月15日 08時34分12秒 | コメディのかけら

知り合いのディレクターが、
井の頭線の中でiPhoneを盗まれた。

数日後、
「iPhoneを探す」アプリで探すと、
彼のiPhoneはベトナムにあった。

彼の他にも井の頭線でiPhoneを盗られて、
探したらベトナムにあった、というケースがあるそうだ。

「井の頭線~ベトナムルート」なるものがあるのかもしれない。

紙テープのテクニック

2018年12月14日 08時28分24秒 | チシキのかけら
かつて、アイドルのステージには紙テープがつきものだった。

あれは、いつ頃からなくなったのだろうか。
松田聖子の初期のコンサートではまだあったというから、
禁止されたのは80年代半ば頃なのではないだろうか。

それはさておき。

先日、往年の人気アイドルの「親衛隊」だった方から、
紙テープに関するテクニックを教えてもらった。

危なくないよう芯を外して投げることぐらいは、
僕でも知っていたが…。

◎投げる時、ボールを投げるように腕を振り切ってしまう人が
 よくいるが、それだと紙テープがまっすぐ飛んでしまうからダメ。
 正しい投げ方は、腕が頭の真上に来たあたりで、
手首のスナップを効かせて投げる。
こうやって投げると、きれいな放物線を描いて飛んでいく。

◎投げる時の紙テープの持ち方にも正しい持ち方がある。
 実物が手元になかったので、詳細がわからなかったのだが、
 普通に持って投げると、紙テープはまっすぐ伸びてしまうからダメ。
 ある持ち方をすると、きれいな螺旋を描きながら飛んでいく。

◎「キラキラ」という加工がある。
  芯を抜いた紙テープを揉むと、隙間が出来る。
  そこに細かく切った銀紙金紙を入れる。
  すると投げた時に、金銀の紙片がキラキラと舞う。

他にも、
 ・1回のコンサートで使う紙テープは100本程度。
 ・紙テープの長さは30メートル。
  ステージまで届くのは、前から○席目まで。
 ・ファンとして一番嬉しいのは、
  投げた紙テープがマイクを持つ腕にかかること。

こういう知識や技術、今となっては何の役に立たないと思うが、
それだからこそ伝承していきたいものである。

指原莉乃さんの説明がアバウト。

2018年12月08日 14時29分17秒 | 写真のかけら

なぜこの色のラベルに?

2018年12月08日 12時14分23秒 | 写真のかけら

清らかな名前の酒なのに、
どうしてこんな色のラベルにしたんだろうか?






『家庭の医学』、影の功労者

2018年12月07日 11時37分38秒 | 業界のかけら
『たけしの家庭の医学』という番組に参加している。

この番組を制作するにあたって数々の医師の力を借りているが、
実はもうひとつ、とても力を借りている方々がいる。

医療情報を伝えるために、
よく検査や検証実験を行うのだが、
その「被験者」のみなさんである。

先日のオンエアでは、「まがり腸」の検査を行った。

まがり腸とは便秘の原因の一つ。
直腸はふだん曲がっていても、
排便時には肛門に向けて真っ直ぐになる。
しかし中には、曲がったままの人がいる。
それが「まがり腸」。
直腸が曲がっているため、そこに便が詰まり、
スムーズに排便することができなくなってしまうのだ。

番組では「まがり腸」の人を探す検査を行ったのだが、
その方法には驚いた。

肛門からバリウムで作った模擬便を入れる。
そしてそれを排便してもらう。
その時の直腸の動きをレントゲンで観察するのだ。

便秘に悩む50代60代の女性たちが協力してくれたのだが、
レントゲンの映像とはいえ、排便の瞬間を撮影され、
しかもオンエアされるというのは、大変なことである。

あの番組はこうした献身的な被験者のおかげで成り立っている。

『TV勝手に表彰状』で表彰したいぐらいだ。

「もうええわ!」考

2018年12月05日 08時58分02秒 | コメディのかけら
『M-1グランプリ』決勝を見て、気になったことがある。
 それは各コンビのネタの終わり方だ。

ジャルジャル「もうええわ!」
和牛 「もうええわ!」
霜降り明星「もうええわ!」

言い方の違いはあるにしろ、
言葉はみな同じ「もうええわ!」

漫才が終わる時の決まり文句「もうええわ!」を
初めて使ったのが誰なのか、
僕は知らない。

漫才は落語と違い、明確なオチがあるわけではないので、
ネタを終わらせる合図として、誰かが言い出したのだろう。

同様の言葉には、

「「あんたとはやってられんわ」
「しっつれいしました」
「いい加減にしろっ」

などがある。

しかし数ある決まり文句の中で、
どうしてみな「もうええわ!」を使うのだろうか。

漫才のスタイル自体は多様化している。
決勝に残った3組もスタイルは異なる。
それなのに終わる時は揃いも揃って「もうええわ!」
(ジャルジャルだけが前段のネタをもってきて、
 もうひと笑い作ってはいたが)

時間が限られている生放送のコンテストなので、
そうなってしまうのかもしれないが、
そこまでとても丁寧に、先鋭的にネタを作っているにも関わらず、
「もうええわ!」で終わられると、
どうしてそこはそんなにぞんざいなのだろう、
と思ってしまうのだ。

そんなところを気にする観客はほとんどいないのかもしれないが…

「もうええわ!」に代わる終わり方を発明してほしいなあ。

黙っていても客が来る店は工夫をしない

2018年12月01日 09時30分26秒 | アイデアのかけら
パスポートの更新に行った。

申請所の手前にある写真屋で顔写真を撮ることに。

試しに一枚撮ると、
「メガネが反射していますね」

確かに画面上で確認すると、
レンズが反射して、目の一部が隠れている。

もう一枚撮る。

前よりはマシになったが、まだ反射している。

店の人間曰く、
「このままでも申請は通るが、
 国によっては入国審査の時に揉める」

揉めるのは嫌だよ。
というか、揉めるような写真で申請を通すなよ、日本国も。

仕方なく、メガネを外して写真を撮ることに。

視力が極端に悪いので、どうしても睨み目になる。
店員の口ぶりに、イラっともしていたので、余計に険しい表情になる。

出来上がった写真は、「俺、こんな顔か?」と思う出来だったが、
年に1回2回しか使わないパスポートの写真だ。
それでOKにした。

しかしながら、後から思うのは、
「メガネを反射させずに写真を撮ることは本当にできないのか」
ということだった。


更新前のパスポートの顔写真もメガネをかけているが、
レンズは反射していない。

前回はモノクロで、今回はカラー、その違いによるものか。
それとも照明のセッティングやカメラマンの腕による違いか。

世の中にメガネが反射していない顔写真は無数にある。
照明の当て方次第で、なんとでもなるはずだ。

今の時代、メガネをかけている人は多い。
ならば、反射しないように撮る工夫をもっとするべきじゃないか。

たぶん、そこまでしないのは、
あの写真屋が黙っていても客が来るからだろう。

そして今後も変わらないのだろうなあ。

それにしても、
入国審査の時にどうせまた、「メガネを取れ」と言われるのが、
今から憂鬱だ。