某ラジオ番組のスケッチに、
完パケ後、NGが出た。
こんな内容だ。
『ペットリフォーム』
トーク番組。
女性司会者とペット美容整形医・余部。
司会 「今や一般的となってきた美容整形。
その波はペットにも押し寄せています。
犬猫の美容整形は今、どうなっているのか。
その最前線を、ペット美容整形の第一人者、
余部続(あまるべつづく)先生にお聞きします。
余部先生、よろしくお願いいたします」
余部 「その前に、今、あなたがおっしゃったことで
1つ訂正したいことがあるんですけどね。
私がやっているのは美容整形ではなく、
リフォームという方が正確な表現ですね」
司会 「ペットのリフォーム。
あまり聞きなれない言葉ですが、
具体的にはどのようなことをされているんでしょうか」
余部 「たとえば、一時ブームになった
シベリアンハスキーってワンちゃんいましたよね。
でもしばらくするとブームは去って、
今度はチワワやトイプードルといった小型犬のブームが来ましたよね。
そんな時に、シベリアンハスキーをチワワやトイプードルに作り直すですね」
司会 「そんなことが可能なんですか」
余部 「もちろんです。
詳しい技術は専門的なので省きますが、
あっちを切ったりこっちを削ったりすれば、
シベリアンハスキーでも
ゴールデンレトリバーでも、
チワワやトイプードルにリフォームできますね」
司会 「では逆にチワワをゴールデンレトリバーにする
なんていうこともあるんでしょうか」
余部 「さすがに小型犬を大型犬にするのは無理ですね。
ただチワワをダックスフンドにリフォームしたことはありますねえ」
司会 「チワワをダックスフンドに?
どうやってやるんでしょうか」
余部 「2匹のチワワを用意しましてね、
まず1匹のチワワの前足のすぐ後ろの部分から後ろ足のちょっと前までの間の胴体を切り出しまして、
それを胴の真ん中で切断したもう1匹のチワワの上半身と下半身の間に入れて、
つなぎ合わせるんですね。
そうするとダックスフンドのように胴体の
長いワンちゃんになりますね」
司会 「なるほど。
でもその時、胴体を取られてしまった方の
チワワはどうなってしまうんでしょうか」
余部 「残った部分をつなげて別の犬にしますね。
それがこのワンちゃんなんですけどね」
犬、鳴く。
余部 「頭の後ろにすぐお尻がきて、
寸詰まりでかわいいでしょ。
皆さんもいらないペットがいたら捨てる前に
リフォーム、考えてみませんか?」
僕としては赤塚不二夫のマンガのようなこの内容の
どこが放送に不適切なのかわからないが、ダメらしい。
なるほど。