Mar.30(Thu.)
■今日という日。
やらねばいけないことがあるのだがやる気がおきないのだ。午前中は、持ち歩くのが大変な本を読んで過ごす。
午後からNHKへ。『Covers』収録。MC打ちに参加。上白石萌歌さん、2回目の収録。しっかりと自分の言葉で音楽への感想を語る姿はなんとも頼もしい。今回のゲストもこれまでに何度かご出演して頂いている方だが、MCが変わると番組の雰囲気が変わり新鮮。
会議があるので中座。
18時、オンライン会議。時間をかけて取材を進めていたネタが、最後の最後でNGをくらい没になる。これまでに何度もあったことだが。仕方ない。
夕食は『㐂八』。結婚したことを今日正式発表した須田さんも現れ、お祝いを言うことができた。
酪農家の窮状を訴えながら、
国会で牛歩するというのは、
僕には黒い笑いを演じているように思えてしまう。
酪農家が今直面している問題と、
それをなんとかしないといけない、
ということは理解しつつ、
それとは別次元で。
Mar.29(Wed.)
■今日という日。
昨夜は良いと思った企画案が、朝見ると、いまひとつと思えてくる朝。宿題あるある。
11時半、汐留で会議。今年度は良い成績で終わることができたそう。嬉しい。
すぐさま帰還。
『ダウンタウンDX』大阪SPの本編映像をチェック。上沼恵美子さん、宮根誠司さんが初登場。特に宮根さんは「ミヤネ屋」の生放送があるから、大阪収録だからこそ出演が可能となった。超貴重回。
16時半、上記の内容についてオンライン打ち合わせ。演出氏は収録の様子を受けて指摘をするが、その部分に関して「どう思うか?」と意見を求められても、現場を知らない僕にはなんともコメントのしようがない。今の状態でも十分おもしろく仕上がっているのだから。そういう検討点が数か所あり、いつもより長引く。
ちなみに僕が指摘するのは、初見でしかわからない温度感や伝わりにくさについて。それと言葉の問題。オンエア上、不適切な発言が収録でなされるのは仕方のない話。それをチェックし、カットするのもスタッフの仕事。たぶん『DX』のスタッフの中て、この点に関しては、僕がもっとも神経質だと思う。
すぐさま浅草へ。
木馬亭で明日のアーの新喜劇『親切な寿司屋が信じた「3000万あるんですけど会ってもらえますか?」』(8)観劇。
新喜劇のフォーマットを引用した、いわばショートコント集。ショートコントの繋ぎ方としては、暗転や音楽・効果音が一般的だが、人物の出入りという手もあるということを知る。ポイントは扉。今回の舞台は寿司屋。そこに入れ替わり立ち代わり奇妙な人物や人物以外のものが出入りし、ナンセンスのショートコントを繰り返す。ラストは新喜劇の名にふさわしく人情譚。良いものを観ました。
せっかく浅草まで来たのだから、夕食をとって帰りたかったが、雨が強くなってきた。しかも遠い。すぐさま帰途につく。
浅草発の銀座線は空いているのが、次第に混み合ってくる。この時間帯の車内は、ノーマスク率が日中より高い。そしてよく喋る。それ以上に理解に苦しみのが、顎マスク。マスクをするかしないはその人の判断に任せるところだが、顎マスクのやつはどんな判断をしているのだ。
経堂に戻って、すずらん通り入口の安酒場で夕餉。やはりこの店は、今日のような時間で、馴染みの店には間に合わない緊急避難の時専用だなあ。
今日観たもの。
『SIROBAKO』第2話第3話。アニメ業界に詳しいともっと楽しめるのだろうなあ。いまひとつ肩書と仕事内容がわからない。まあ、そのうち学んでいくのだろうが。
Mar.28(Tue.)
■今日という日。
11時、オンライン会議。途中で、行きつけのドッグサロンから、急遽キャンセルが出たので今からならばトリミングが出来ると電話。残念ながら、昨日ワクチン接種をしたばかりなので、今日は体に負担がかかることは避けた方がいいと獣医師に言われていた。お断りする。
家人(大)が頂いてきためはり寿司で昼食。
雨も止んだので散歩に出る。しかし足がどこにも向かない。駅前の商業施設のベンチで読書。外のベンチの方が気分はいいが、まだどこも雨が乾いていないだろう。こういう妙な場所の方がはかどることもある。今日がまさにそれ。
帰還して犬たちの散歩。リタの後肢をサポートする新たな用具が到着。試してみる。すぐに慣れて歩きやすそうだ。
夕食まで、明日の宿題の仕込みをする。
夕食は久しぶりに家人(大)の作る野菜炒め、新じゃがと鶏そぼろ、サラダ。
食後は、友人の脚本家・高橋ナツコが勧めてくれた『SHIROBAKO』を観始める。アニメ制作会社が舞台のアニメ。用語がよくわからない。
並行して『その着せ替え人形は恋をする』の2巡目も観始める。
Mar.27(Mon.)
■今日という日。
午前中、リタを獣医へ。今日はワクチン接種。
その後、用賀駅まで歩いて出て、二子玉川の映画館へ。
『シン・仮面ライダー』(6)を観る。
毀誉褒貶が激しいと聞いていたが、観たらよくわかった。
子どもの頃、仮面ライダーが大好きで、その後にSFが好きになり、精神年齢は高校生か大学生のまま、技術を身につけ、資金力を持つことができた大人が作った超贅沢な二次創作。
前半の早い段階で、浜辺美波が仮面ライダーの仕組みの説明をするが、あれを面白いと思うか、「なに言っているんだ、お前は」と感じるか。あれは、この映画を楽しむことができるかどうか判定するひとつの通過点になると思う。
書店に寄り、今日発売のマンガの新刊を購入して帰還。帰りも用賀駅から徒歩で。
明日の宿題を仕込んだり、LINEやtwitterのメッセージでやりとりしたり、そんなことをするうちに夜。
家人(大)は花見で不在。家から出るのが面倒になり、花見弁当の残りで夕餉。
今日観たもの。
『大雪海のカイナ』シーズン1最終回。やはり薄味。何が足りないのだろうな。
Mar.26(Sun.)
■今日という日。
ぐっすり眠ることができた。まるでよく体を動かした翌日のようだ。5時間のライブ、着席だったけど、それなりに体力を使ったということか。
雨の中、松濤へ。友人と遅めのランチ。同世代、同じような実家の事情を抱えている。もっとも僕は10年以上前に卒業し、残るは実家の処分だけだが。
東急本店が解体の準備に入っていた。高層ビルになるという。渋谷のいたるところで再開発が行われている。どれも新型コロナなんて存在を想像すらしなかった頃に作られた計画だろう。こんなにたくさん、渋谷に高層ビルを建ててどうするのだろうか。まあ、それらすべてが完成する頃、僕はいよいよ渋谷に行くことなどなくなっていると思うが。
これまたいったいいつ完成するのかわからない渋谷駅から山手線で某所へ移動。さらに乗り継いで某所へ。
古舘さんと『古舘伊知郎トーキングブルース2023』について打ち合わせを兼ねて食事。ネタはどんどん出来てきたが、どうもうまく組み上がっていかないでいたが、先日、根本的な考え方を変えるべきではないかと思いあたった。それをメモにまとめ事前に送っておいたので、スムーズに話が進む。ようやく基礎工事の目処がたった。並行して骨組みを作ることになる。
軽く飲もうという話になり、赤坂へ移動。飲食店が左右に並ぶ通りのひとつに、道を塞ぐような人だかり。パトカーや救急車が何台もいる。事件か事故。それにしては緊迫感がない。通りは完全封鎖されているわけではなく、誘導員が通行人を誘導している。見ると、大型のカメラが何台もある。まさか撮影では?正解だった。到着した店の人曰く「海外のドラマの撮影みたいです」日曜とはいえ、よくあんなにも大規模に通りを封鎖してまで撮影できたものだ。それだけ制作費が潤沢ということだろう。
Mar.25(Sat.)
■今日という日。
当然のことながら、身も心もどんよりしている。
『僕だけがいない街』最後の3話を一気に観てしまう。面白いが、真犯人はけっこう早い段階でわかってしまう。そこからの展開が中盤と比べると魅力にかける。原作はもっと丁寧に描いているのだろうか。Netflix版が原作に忠実だそうだから、時間のある時に観てみるか。
昼からひさしぶりの英会話。初めての先生。好印象。
夕方、万全の準備で、恵比寿ザ・ガーデンホールへ。『KERA還暦記念ライブ』(7)。このライブ、チケットの争奪戦が激しく、先行予約がことごとくハズレ、半ば諦めていた。それを知った友人が、チケットを取ってくれた。ありがとう、松永さん。
ライブは3部構成。ザ・シンセサイザーズ、ソロ、No-Lie Sense、空手バカボン、LONG VACATION、有頂天…とKERAさんの音楽キャリアを総ざらいするような内容。異色だったのは、電気グルーヴとの共演。あの二人と同じステージ立つのは初めてだという。どこを切り取ってもファンにはたまらんライブだったけど、一箇所選べと言われれば、やはり「ロンバケ」か。
途中20分間の休憩が2回入ったとはいえ、まさかの5時間コース。
終演後、「おひさしぶりです」と声をかけられて見ると、あ、温水洋一さん!マスクをしているのによくわかるなあ。相貌認識能力が高い。そういえば、隣席の方も僕がナイロン100℃の本に寄稿した際のライターの方で、席に着く時にあいさつされた。あの時はメールだけのやりとりでお会いした記憶がないのだが…どうして僕だってわかったんだろ?
空腹で経堂に戻る。開いているのは『中山商店』しかない。夕餉。
Mar.24(Fri.)
■今日という日。
朝イチでかかりつけ医の予約をとり、午前中、リタを連れていく。今、具体的にどこか悪いところがあるわけではないが、現状を診て頂き、今後のケアについて教えてもらうため。
帰還後、ドッグサロンの予約を入れようとするも、なんと1ヶ月先しか取れない。いつもの店はキャンセル待ちにして、他の店をあたる。以前、空いていた店も1ヶ月待ち。もう一軒は、初めての犬には年齢制限があるという。結局、2週間後の予約が取れたところがあるが、予防接種の証明書が必要なので、それまでに受けさせないといけない。
日中の会議は、スタッフが昨日大阪収録で東京にいないため以前から休止が決まっていたが、夕方の会議も急遽休止となる。突然の休日。こういう時、困ってしまう。無為に時間が過ぎていく。
結局、今週分の『舞いあがれ!』を観る。
あと一週間で、いい感じに着地できるのだろうか。とてもそうは思えないのだが。
『僕だけがいない街』第8話9話を観る。
夜、三軒茶屋の『安旨ちゃんおしどり』で旧知のプロデューサーと打ち合わせ飯。この店、開店の18時の予約しか受け付けていないという。確かに安くて旨い。
途中から料理芸人のクック井上さんも合流。井上さんには、『ピートのふしぎなガレージ』で何度もお世話になった。
芋焼酎の前割りが飲みやすく、ついつい過ごしてしまい、このままだと危険だと判断。お先に失礼してしまう。申し訳ない。
Mar.23(Thu.)
■今日という日。
朝、曇天だが、気持ちのよい気温だったので、近所を散歩。途中で雨が降り始める。今週末はずっと雨の予報。毎年、桜の見頃になると雨が降る。菜種梅雨という言葉があるが、それにしても天気は意地悪だ。
夜の会議まで時間がある。映画でも行くかと思ったが、雨脚が強くなってきたのでやめる。代わりに、久しぶりにもみほぐされに行く。ここ数年、仰向けの時はマスク着用だったが、今回からどちらでもいいと言われた。どっちでもよかったが、とりあえず外してみる。しかしこういう時に限って、むせそうになり、激しく焦る。
昨日からリタの様子がおかしい。後ろ足に力が入らないようで、立ち上がることが困難になってきた。もちろん、歩くことも難しいようだ。そして心配なことに、昨日今日と食事を残した。次の段階に入ったということか。15歳半、いつ何が起きてもおかしくない年齢だ。
仕事もする、『古舘伊知郎トーキングブルース2023』のネタを整理する。全体イメージの私案も作成する。
18時、オンライン会議。
リタ、食事の時はタオルで腰を持ち上げてやると、食べやすそうだ。食事も柔らかいものに変えたので、夕食は完食。下肢をマッサージしてやると、なんとか立ち上がって、少し歩く。老犬のケアについてもっと詳しくならないといけない。そろそろ寝たきりも視野に入れて準備をしないと。
夕食は家人(大)と『中山商店』。隣テーブルの大学生の甲高い笑い声に辟易とする。なんであんな声を出す?テレビ番組のひな壇の影響があると思う。
Mar.22(Wed.)
■今日という日。
いつもより少し早めに起きる。今日から対面会議が復活するのだが、朝の時間配分を忘れているためである。
11時半、汐留で会議。ちょうどWBCの試合が終わる直前。スポーツ好きの総合演出氏、気もそぞろだから試合が終わってから会議にしましょうとみんなで提案するも大丈夫だと言い張る。そのわりには、傍らにおいたスマホで試合をチラチラ。結局、試合終了まで、会議に集中できず。
夜まで用事がないので、一時帰還。途中、『らかん茶屋』で昼食。
夕方、市ヶ谷の事務所へ。会長と面談。事務所の現在、過去、未来の話などなど。久しぶりにお会いしたということもあり、というか1対1で話をするのはもしかすると事務所に入った時以来なので、気がつけば21時。
経堂に戻って、最近オープンした鶏だしおでんの店を偵察。残念ながら再訪はない。店の雰囲気が僕には合わない、そしてなにより、ウリのおでんが不味くはないが、美味しくもない。
『中山商店』で口直し。
Mar.21(Tue.)
■今日という日。
祝日だが、休止にならない会議もある。
11時、オンライン会議。昨夜ギリギリで思いついたネタ、反応も悪くなく。安堵。
全体会議の後、分科会が段積みであるが、僕の出番はほぼ1時間後。ZOOMを繋いだまま、マイクもスピーカーもオフにして、雑用。しかしどうにも落ち着かない。
運動不足になるのは目に見えていたので、豪徳寺まで歩き昼食。初めて入る『ふくだ庵』で恒例のおかめそば。にんじんが入っているのは珍しい。つゆが僕にはちょっと甘すぎる。
帰還すると、『ぼっち・ざ・ろっく』Vol.4のBlu-rayが届いていた。本編は今、各種配信で観ることができるので再生することはない。じゃあ、どうして買うんだって言えば、特典CDのため。結束バンドの曲、アルバムのものと劇中のものではテイクが異なるのだ。マニアか。
夕方から台本書きに取りかかる。送られてきたスタジオ台本を加筆修正。1から書くよりは楽だが、それでも手間はかかる。2本分加筆修正。4時間コース。
今夜は自宅でひとり飯。肉とキノコを炒め、あとは出来合いの惣菜。ハートランドと白ワイン。
今日観たもの。
『僕だけがいない街』第6話第7話。
気分がどんよりするので、『リコリス・リコイル』ラストの2話。これで3周目終了。また観るな、これは。
奈良公園のシカを見て、
あらためて疑問に思ったのだが、
シカの角が自然に落ちる時、
角の根元はどんな状態なのだろうか。
人間の歯が生え変わる時のように、
少し前からグラグラしてくるのだろうか。
そして、シカはそのことをどんなふうに感じるのだろうか。
やはり不快なのか。