老母の住む実家のテレビを地デジにせねばと思い、
総務省地デジコールセンターに電話をしたのだ。
アナログのテレビの画面にうるさく出てくるあの番号だ。
地デジにするには何が必要か。
それだけは教えてくれた。
しかしそれしか教えてくれない。
あとは近所の電気店に手配してくれというが、
離れて暮らしているわけだし、
老母ひとりでその手配はかなり困難だ。
もっと細やかなサポートをしてくれるところはないか尋ねると、
「デジタル110番」の番号を教えてくれた。
かけてみる。
つながらない。
地デジコールセンターに再び電話をかけると、
「携帯電話やIP電話ではつながりません」
なぜ、それを最初にアナウンスしない。
今の時代、携帯電話からかける人間が圧倒的に多いはずだ。
携帯ではつながらない110番も110番だが、
それを伝えないのも不親切極まりない。
再び家の固定電話でデジタル110番にかける。
するとこんなアナウンスが流れた。
「本日は本社研修のため受付しておりません」
なぜ、本日休みの連絡先を平然と教えるのだ。
本当にひどいよ、総務省地デジコールセンター。
あまりに稚拙というか粗悪なサービスである。