テレビ業界には定期的にクイズ番組ブームがやってくる。
今がまさにそうで、特番は圧倒的にクイズ番組が多い。
10年ちょっと前にあった前回のブームと今回のブームでは、
異なることがある。
前回のブームは、知識を問うクイズ番組が多かった。
クイズというかたちを借りて、興味深い「情報」を伝える、
そんな番組が主流だった。
今回のブームで増えているのは、ひらめきを問う「謎解き」系のクイズ番組である。
番組の傾向が異なるのは、狙う視聴層が変わったためだろう。
前回のブームの頃は、メインターゲットは年配層だった。彼らは、常に何かを得たいと思ってテレビを観ていた。それがたとえ、雑学だとしても。そんな視聴者を満足させるためには、クイズといえども「情報」が必要だった。
しかし今は、狙う視聴層がもっと若くなった。彼らにとって「知識がある」ということはさほど魅力的ではない。たいていの知識なんて検索すればすぐわかるのだから。だが、ひらめきはそうはいかない。
そして今、「謎解き」系クイズ番組が増えているのには、10年前とは違う理由もある。制作費を抑えることができるためだ。基本、ロケに行く必要はない。既存の画像やCGやイラストで問題はなんとかなる。
同工異曲な番組も多く、そろそろ頭打ちな感じもするが、もうしばらくこのブームは続きそうです。
今がまさにそうで、特番は圧倒的にクイズ番組が多い。
10年ちょっと前にあった前回のブームと今回のブームでは、
異なることがある。
前回のブームは、知識を問うクイズ番組が多かった。
クイズというかたちを借りて、興味深い「情報」を伝える、
そんな番組が主流だった。
今回のブームで増えているのは、ひらめきを問う「謎解き」系のクイズ番組である。
番組の傾向が異なるのは、狙う視聴層が変わったためだろう。
前回のブームの頃は、メインターゲットは年配層だった。彼らは、常に何かを得たいと思ってテレビを観ていた。それがたとえ、雑学だとしても。そんな視聴者を満足させるためには、クイズといえども「情報」が必要だった。
しかし今は、狙う視聴層がもっと若くなった。彼らにとって「知識がある」ということはさほど魅力的ではない。たいていの知識なんて検索すればすぐわかるのだから。だが、ひらめきはそうはいかない。
そして今、「謎解き」系クイズ番組が増えているのには、10年前とは違う理由もある。制作費を抑えることができるためだ。基本、ロケに行く必要はない。既存の画像やCGやイラストで問題はなんとかなる。
同工異曲な番組も多く、そろそろ頭打ちな感じもするが、もうしばらくこのブームは続きそうです。