ハチミツの原料

2019年04月30日 08時57分59秒 | チシキのかけら

ハチミツには大きく分けて2種類ある。

1つの花のミツだけから成る「単花蜜」
いろいろな花のミツから成る「百花蜜」

安価なハチミツは、この「百花蜜」だと思っていた。

しかし最近、養蜂家の方から、また別のハチミツがあると聞いた。

それは「砂糖蜜」ともいうべきものだ。

ハチの巣箱の周囲に砂糖水を置き、
ハチは花のミツではなく、砂糖水を巣に持ち帰る。
それを集めた「ハチミツ」だ。

花のミツではなく砂糖水でもハチミツなのか?
という疑問は残るが、
彼曰く「安いハチミツの中にはそういうものがある」
と言っていたから、OKなのだろう。

あくまである養蜂家から聞いた話なので、
裏は取っていない。

東京農大の収穫祭に、
ハチミツに関する研究会が毎年出展しているので、
今秋行った時に訊いてみようと思っている。

毎日あたらしい自分に出会う

2019年04月29日 08時04分14秒 | コメディのかけら

知り合いのある役者が、
70代80代の舞台俳優・舞台女優と共演した時、

「この歳になるとね、毎日あたらしい自分と出会う」

と言われたそうだ。

言葉だけ見ると、
とても前向きな言葉に見えるが、
実際意味するところは、

「昨日出来たことが今日できない」

ということだ。

昨日まで簡単に覚えられたセリフが覚えられない。
昨日まで簡単に出来た動きが今日はできない。

「老い」に関する自己啓発書だと、
こういうこともポジティブに書いてあるのだろうけど、
役者にとっては、できることなら「あたらしい自分」には、
会いたくないだろうなあ。

オススメと品切れ

2019年04月25日 08時40分17秒 | コメディのかけら
ある酒場での出来事。

飲み物のメニューを見ていると、
「ウチ、日本酒もいろいろあるんですよ。
 お苦手でなければぜひ」
と勧められた。

ならばと、気になった日本酒を注文した。

僕が座るカウンター席の真ん前に、
ドリンク係の従業員がいる。
フロア係の女性がドリンク係に向かって、
僕が頼んだ酒のオーダーを入れる。

しばらくしてドリンク係の、
「○○はヤマ」
という声が聴こえてきた。
○○というのは、僕が頼んだ酒だ。
次の瞬間、背後にいたフロア係が告げる。
「すいません、今日、○○を切らしてしまいまして」

わかってるよ。

「こちらの□□も○○と同じような味ですけど」

そう言われたので、代わりに□□を頼む。

フロア係「1番さん□□」
ドリンク係「はいよ」

      しばらくして。

ドリンク係「□□もヤマ」
ドリンク係「すいません、□□も切らしてしまいまして」

知ってるよ!

というか、なぜ、それを勧めた?

秋芳洞の音楽

2019年04月21日 19時08分56秒 | コメディのかけら

霊能力者的な人がガイドを務める秋吉台のツアーに、
知り合いが行った。

初めて入る秋芳洞。
参加した全員が、自然の造形美に神聖な気持ちになった。

すると、
ガイドがヒーリングミュージックを流し始めた。
気分を盛り上げるための演出だ。

しかし次の瞬間、

プチっ。

突然、音楽が消えた。

誰かがストップボタンを押したのだ。

たしかにその場に音楽はいらなかったはずだ。

その時のガイドの様子を想像すると、
なんとも笑いがこみ上げてくる。

視聴率が渋滞

2019年04月13日 19時24分55秒 | 業界のかけら

番組制作者としては、
視聴率が良いに越したことはない。
それだけ多くの方に観て頂いた証なのだから。

しかし最近、視聴率の混乱が始まった。

これまで視聴率といえば、
「世帯視聴率」と呼ばれるものだった。
これがすべて。

(「ビデオリサーチ」と「ニールセン」という2つの世帯視聴率が
 存在した時代もあるけど、もはや知る人も少ないだろうなあ)

だが、「個人視聴率」というものが試験導入され、
それを重要視するテレビ局が現れた。

またある局は、高齢層を省いた「コア」と呼ばれる層の
視聴率を重視するようになった。

今でも世帯視聴率を最重要視する局もある。

「視聴率」ではなく「視聴質」という指標も生まれ、
これからは「視聴質」の時代だ!という声もある。

こうなってくると、
そもそもの視聴率の存在意義という話になる。

視聴率というのは突き詰めれば、
その番組枠をスポンサーに買ってもらうための、
セールスポイントの1つ。

さて、今後スポンサーは、何を判断材料にするのか?

その心配は局の営業は広告代理店にまかせておいて、
現場としては、粛々と自分たちが「良い」思う番組を作るだけである。

(もちろん、局のトップが、「ウチの局は今後○○を重視する!」と
 大号令をかければ、現場も従うけど、そこまで踏み切るトップは、
 なかなか現れない気もするが…どうだろ?)

治療法のネーミング

2019年04月13日 09時34分42秒 | アイデアのかけら


がん治療に関して、


「標準治療」というネーミングが、


誤解を招いている気がしてならない。



「並」みたいな感じだ。


だから「上」や「特上」があると勘違いする人が絶えない。



そろそろ医学界も、新しい名前を考えたらどうなんだろ。

『ポツンと一軒家』を観ながら考えたこと

2019年04月10日 09時32分53秒 | 業界のかけら

4月7日の『ポツンと一軒家』を観て、
個人的に驚いたことがあったので、備忘録。

ある物件に向かう途中、
路面が凍結しており、
取材車が立ち往生してしまった。
結局、JAFを呼んで助けてもらうことに。

驚いたのは、ここから。
JAFによる救出作業が丁寧に描かれていた。

融雪剤を撒く。
タイヤにカバー式のチェーンを被せる。
どれも僕は初めて知る内容だった。

という点では、
とても興味深く、そのシーンを観たのだが、
一般的には、番組の本筋とは異なる救出シーンを、
ここまで使うことはないのではないか。

JAFが来て無事救出。
気を取り直して、調査再開。
というのが、通常の流れだろう。
しかしあえて、救出の手順を細かに紹介していたことが、
新鮮だったのだ。

現場のスタッフが、
救出作業の様子をつぶさに撮っていたことも素晴らしい。
(ディレクター諸氏は、「それぐらい当然!」と思われるかも
 しれないが、僕は「よく撮っておいたなあ」と感心したのだ)

同時間帯にやっている『世界の果てまでイッテQ!』は、
それまでの常識ならば使っているはずのシーンをあえてカットする
編集が新鮮だった。
今回の『ポツンと一軒家』はその逆。

なるほどなあ。
こういうやり方もあるなあ。

と、得るものが大きかったので、備忘録。

『すごい準備/栗原甚』感想文

2019年04月07日 23時23分23秒 | 業界のかけら

日本テレビの栗原甚さん、初めての著書。

取り急ぎの感想。

ある時期、必要があってビジネス書の類を、
かなりの数読みました。

その経験の範囲ではありますが、
ビジネス書は4つに分類できると、
僕は考えております。

1:精神論がメインなもの
2:自分の成功体験談がメインのもの
3:自分の成功体験+その分析がなされているもの
4:読者が利用できる具体的なメソッドが記されているもの

読み物という観点で見れば、
2や3の中にも面白いものはあるのですが、
実用性という点でいえば、
僕はやはり4に分類される本を高評価します。

では、本書はどこに分類されるかというと…

「4」ですね。

本書に登場する『準備ノート』というメソッドは、
誰でも簡単に真似することができます。
(そして、真似したくもなる)

自分の成功体験談もふんだんに出てくるのですが、
準備ノートの使用例として書かれているので、
単なる成功体験談とは違う読後感。
ドキュメンタリータッチの記述なので、
読み物としても、楽しく読むことができました。
(『マネーの虎』の舞台裏とか)

ただ1つだけ本書に難癖をつけるとしたら、
最後に栗原さんの写真を載せたらよかったのに。

こんなに繊細な気づかい、緻密な準備をする人は…
え、こ、この人!
といういいオチがついたと思うのですが。
(ビジネス書にオチはいらないけど)







老人、犬を語る

2019年04月07日 08時38分47秒 | コメディのかけら

喫茶店で老人たちが、
犬について語り合っていた。

「この歳になると、もう新しい犬は飼えない」

犬より先に自分が亡くなってしまうかもしれない。
最後まで飼う責任が持てない。
だから犬を飼いたいけど、控えている。
なるほど。
さびしくも納得のできる話だ。

するとある男性が、

「昔の犬に主人は1人だけだった。
 しかし今の犬は家族みんなになつく」

犬は飼い主家族のリーダーに従い、
自分は二番手、
他の家族は自分より下の存在と見る、
そんな話を聞いたことがある。

そして、

「今の犬は生き方を変えられてしまった」

いろいろな嘆きがあるものである。

しかし今を憂うならば、
犬のことよりも、
もっと他のことを憂いてほしいなあ。

海外送金とみずほ銀行

2019年04月04日 23時09分05秒 | コメディのかけら
近所のみずほ銀行に行った。

海外の銀行に送金する用事があったのだ。

専用の窓口に行く。
出てきたのは若い女性行員だ。

「海外への送金は初めてですか」
「初めてです」

しかし必要な事項は聞いてあったので、
すでに用意してある旨を伝えると、

「マネーロンダリング防止にために、
 まず送金できるかどうか確認させて頂きます」

え?
10万円前後の送金だったので、
その程度の金でマネーロンダリングする奴なんているのか、
と思ったが、

「送金先の銀行と支店名、住所、口座番号はお分かりなりますか」

もちろん、控えて来ている。
確認に必要なのだろう。
メモして渡そうと思っていると、

「いえ、まだ送金できるかどうかわからないので」

え?
え?

釈然としないまま、
口頭で銀行、支店名、住所、口座番号を告げた。

しかし女性行員はメモを取らない。
丸暗記できるのか?
できるわけないし、
仮にできたとしても、メモしないとダメだろ、そこは。

そして、奥に引っ込んで、
しばらくして戻ってきて、
再びとんでもないことを言い出した。

今回は我が家の家人(小)、つまり娘に送るためだったのだが、
親子関係を証明できる書類が必要だというのだ。

「それはたとえば何ですか?」
「住民票とかですね」
「住民票?
 そのためにわざわざ役所に行って、
 しかも手数料を払って、
 住民票を入手しないと送金できないんですか」
「当行はそういう決まりになっておりまして」
「どこの銀行もそうなんですか」
「他の銀行のことはわかりかねます」

ここで席を立った。

他の銀行はどうなのか?

近くの東京三菱UFJ銀行で尋ねてみた。

フロアの案内係がとても親切に説明してくれた。
(みずほの窓口の女性よりはるかに親切に!)
しかも、親子関係を証明するための書類が必要なんて、
面倒なこともない。

結論。
海外送金をする時は、みずほ銀行はさけるべし。