最近、ガムの消費量が減っているという。
スマホが原因だという。
かつてガムは手持ち無沙汰な時の暇つぶしの道具でもあった。
しかし今、スマホがそれに取って変わった。
だから消費量が減ったという。
思えばガムというのは不思議な存在だ。
味があるうちは口の中にあるのが心地よいのに、
味が無くなった途端、なんとも不快な異物となる。
だから、何らかの事情で、
味の無くなったガムを口にしばらく入れておかなければならなくなった時は、
非常にツラい。
と思っていたら、
ある知人は味が無くなったガムを
何時間でも口の中に入れていることができるという。
朝食後に食べたガムを昼食を食べるその時まで、
4時間近く捨てることなく口に入れていたという。
「そんなに長時間噛んでいて、疲れないの?」
「時どき、口の隅において休むから平気」