先日、若手芸人ライブの審査員をやったという話を書いた。
実はこれ、ノーギャラだったのだ。
依頼があった時点で謝礼の話をすればよかったのかもしれないが、
まあ、それもいやらしい話だと思い、
特に聞くことはなかった。
しかし、当日、謝礼の話は一切なし。
後日、連絡が来るのかと思ったが、それもなし。
企画書にあった、
過去、その審査員を引き受けた作家仲間に話を聞くと、
彼もノーギャラ。
しかも、彼の場合、
「お車代程度の謝礼は出します」
と言われたのに、ノーギャラ。
こうなると、もはや確信犯と見ていいだろう。
別に謝礼が欲しいわけではない。
やる意義があると思えば、ノーギャラでもやる。
だが、別に恩もないのに貴重な時間を割いてもらう以上、
何らかのお礼をするのは当然であるし、
とにかく、まるでサギのような、
そのやり口が気に入らないのだ。
おそらく今後、出される企画書には、
過去の審査員として、
僕の名前も載るだろう。
それもまた頭にくる。
これをお読みの放送業界の皆さん、
もし、そんな依頼が来たら用心してください。