下着と紙袋

2024年11月14日 15時02分33秒 | アイデアのかけら

先日、経堂駅前の無印良品でトランクスを買った。

 

 

 

「下着なので袋にお入れしますね」

 

 

 

と、紙袋に入れてくれた。

さすが無印良品、気遣いも良品だと感心した。

 

 

 

今日、ふたたび、今度は渋谷の無印良品でトランクスを買った。

 

 

 

「袋は10円になりますが、どう致しますか?」

 

 

 

どちらが無印良品のスタンダードなのだろうか。

 

 

 

下着を買った時の紙袋は無料なのか?

それとも他の商品と同じく有料なのか?

 

 

 

無印良品本社に尋ねてみたいものですね。

忘却の力(仮説)再掲

2024年11月05日 18時10分55秒 | アイデアのかけら

 

※2017.11.4の投稿。

 この件は今も変わらないので再掲。

 

 


最近ずっと引っかかっている言葉がある。

作家の高村薫さんが『AERA』のインタビューで言っていた


「私が有権者の政治意識で気になるのは、すぐ忘れてしまうことです」

すぐ忘れてしまう。

 

 

政治だけに限らない。
僕たちは、いろいろなことをすぐ忘れてしまう。

 



なぜだろう。

 



と考えていたら、
小松左京さんの小説に出てきた
日本人の特性の話を思い出した。

 



日本は昔から自然災害が多い国だった。
せっかく作った田畑や家も自然によって一瞬にして破壊されてしまう。
しかしその絶望の中から立ち上がる「強さ」がある。

 



確か、そんな主旨だった。

 



小説では肯定的に書かれていた日本人の特性だったが、
高村さんの言葉と結びついて仮説が浮かぶ。

 



絶望の中から立ち上がる強さの中には、
「忘却」も含まれているのではないか。

 



繰り返す自然災害で身についてしまった日本人の忘却力。


鮨屋で学ぶ気候変動

2024年08月13日 15時49分25秒 | アイデアのかけら
鮨屋の店主曰く、
 
「今年は新子が大きくなるのが早い。
 例年は一枚になるのは8月終わり」
 
海水温が上がっているせいですかね、
と尋ねると、
 
「仲買が、こんな時期にこんな魚が入るんだ!
 と驚くことも最近よくある」
 
 
さらに、
1月の能登の大地震で、
あの界隈の海で獲れる魚にも変化があったという。
 
 
そんな話を聞くと職業柄、
 
 
「魚河岸入口で海洋環境の変化を探る科学番組」
 
 
を作ったら面白いだろうと思うんだけど…
 
 
どなたか一緒に作りませんか?
 
 


 

カツライス

2024年08月05日 16時35分51秒 | アイデアのかけら

家庭料理は究極のローカルフードだ。

 

 

 

 

知り合いのAさんが、結婚前にご主人の実家を初めて訪ねた時のことだ。

 

「今夜はカツライスですよ」

 

ご主人のお母さんがそう教えてくれた。

 

 

カツライス?

どんなものだろうか。

洋風のカツ丼のようなものか。

 

 

夕食の食卓に出てきたのは、

 

ワンプレートにご飯ととんかつ、何種類かの副菜がのったものだった。

 

これが、Aさんのご主人の実家のカツライスだ。

 

 

 

そんなカツライスで育ったAさんのご主人も、

高校時代、友人の家で驚きのカツライスに出会ったという。

 

 

カツライスと言われて出てきたのは、

 

丼飯の上にとんかつがのったものだった。

 

ソースもなし、キャベツもなし。

ただ、ご飯ととんかつだけ。

 

 

それが、友人の家のカツライスだ。

 

 

 

ちなみに我が家にはカツライスという料理はない。

実家にもなかった。

 

 

 

他にどんなカツライスがあるのだろうか。

LUUPで毎月1000円

2024年08月04日 13時26分57秒 | アイデアのかけら
 
近所に増殖しているLUUP。
 
 
聞いた話だと、
1台あたり毎月1000円支払われるそうだ。
 
 
(あくまで酒場で聞いた話なので、
 裏はとっておりません)
 
 
一方、
あるご近所のお隣さんは、
一度、LUUPに敷地を貸し出したものの、
最近、取りやめたという。
 
 
理由は、
 
 
「利用者がゴミを捨てていくから」
 
 
LUUPの利用者、
運転マナーが悪い者ををよく見かけるが、
他の面でもマナーが悪かったか。
 
 
 
 
 


 

「飲み放題」がウリの時点で避けるべきだったか

2024年07月12日 12時36分13秒 | アイデアのかけら
 
少し前に行った某居酒屋。
 
 
日本酒が飲み放題のコースがあった。
 
 
 
冷蔵庫に並ぶ日本酒を自由に選んで、
自分で注ぐシステムだった。
 
 
これが端で見ていて、気になって仕方なかった。
 
 
入れ代わり立ち代わり客が来ては、
酒瓶を出したり入れたりして物色する。
 
 
衛生的に、というほど潔癖症ではないが、
店員でもない人間たちが、酒瓶に触れる姿は、
見ていて気持ちのいいものではない。
 
 
 
しかも、この冷蔵庫があるのがカウンター席の目の前。
僕たちもそこに座っていたので、落ち着かないことこの上ない。
 
 
せめて冷蔵庫の場所をもう少し考えたらいいのに。
 
 
 


 

平品

2024年06月22日 23時05分56秒 | アイデアのかけら

家人(大)が唐突に、
「まわりで、この人、品があるなと思う人は誰?」
と尋ねてきた。



家人(大)に尋ね返すと、
「驚かないでね」と前置きされた後、
僕だと言われた。



驚いた。
僕はおおよそ品などというものとは、
縁遠い人間だと思っているからだ。



驚いたまま話の続きを聞いていると、
次第に家人(大)が考えていることがわかってきた。



僕が「上品」であると思っているわけではない。
ただ、「下品」ではないと思っているだけだ。
上品でもなければ下品でもない。
いわば「平品」
それならば合点がいく。



品とはなにか?
以前、ある番組で取り上げた時は、
「欲」というワードが出てきた。
確かに強欲な人間は下品だ。
逆に、過剰な欲を持っていない、
あるいは欲をコントロールできている人は、
上品だと思う。



(※追記。
  この時は、品とは欲を入れる器である、
  という話でした。
  器からあふれるほどの欲は品がない。
  器がボロボロで欲が染み出してしまうのも品がない。
  上記と同じような意味合いではありますが、
  加筆しておきます)



しかしながら、「欲」=悪ではない。
と言っていたのは、京都の名刹の高僧だ。
これも以前、番組の取材で訪ねた折に、直接お聞きした。



欲があるから人は向上する。進歩する。
こういう時、普通は「夢」という言葉を使うが、
夢と欲は、実はとてもよく似ている。



さらにいえば、文明や技術が進歩するのだって、
根底にあるものは、欲だ。



「欲」は否定されがちだけど、
本当はそれを受け入れ肯定することが大事、
というようなことをおっしゃっていた。



何の話だっけ。



そうそう、家人(大)が思う下品とは、
虚勢を張る人であり、
自分を高く見せるためにまわりを貶める人、
であるようだ。



確かに僕もそれは下品だと思うし、
僕もやっていないから、
自分は平品であると自認しても、
まあ、いいかと思う。
我が家の中に限るけれど。


ないものねだり

2024年06月20日 14時54分51秒 | アイデアのかけら

 

選挙のたびに、

訳知り顔のふりをして、

実は単なるないものねだりではないか、

そう思える人が現れる。

 

 

 

彼らは現有勢力に否定的な姿勢を見せつつ、

「投票したい対立候補がいない」

と繰り返す。

 

 

 

彼らはどんな候補者ならば、満足するのだろうか。

 

 

 

おそらく彼らが100%満足する候補者なんて、

永遠に現れることはないだろう。

 

 

 

ずっとないものねだりを続けて、

現有勢力の継続に加担し続けるのだ。

 

窓の外を見たがる子どもを前にして彼は

2024年06月18日 13時05分57秒 | アイデアのかけら

 

先日、髪を切ってもらった男性美容師の話だ。

 

 

帰省した時の新幹線が満席で、

ドア付近のスペースに立って乗車していた。

 

 

目の前には母親と小さな女の子。

 

 

女の子は窓の外を見たがっているのだが、背が届かない。

あいにく母親は荷物で手が塞がっている。

 

 

その状況を前に、彼はとても悩んだそうだ。

 

 

もし自分が女性ならば、

母親に声をかけて、女の子を抱き上げることができただろう。

母親の手荷物を代わりに持ってあげることもできただろう。

 

 

しかし、男性である自分が急に声をかけたら、

警戒されるかもしれない。

 

 

あるいは相手が父親と男の子だったら、

抱き上げてやることも、荷物を代わりに持つことも、

抵抗感なくできただろう。

 

 

だが自分は男性で、相手は母親と女の子。

 

 

「だからどうすることもできなかったんですよ」

 

 

こういう時、どうするのが正解なのだろうか。

お酒のCM

2024年05月17日 17時10分17秒 | アイデアのかけら

 

最近のアルコール飲料のCMはやけに「ウマい!」を連呼する。

 

 

かつてはそうではなかった。

古くはブランドのイメージをアピールするCMがあった。

酒を飲みたくなる欲求を刺激するCMがあった。

 

 

それがいつの頃からか、「ウマい!」ばかりになった。

 

 

広告関係の方にこの件について尋ねると、

明確にこの時から変わったというCMがあるそうだ。

 

 

某メーカーの宣伝の責任者が、

マーケティング出身の人間になった時、

それまでは禁じ手だった「ウマい!」をCMに使った。

 

 

すると、その商品の売上げが伸びた。

それに他社が追随し、現在のようになったのだという。

 

 

なるほどなあ。

 

 

ちなみに僕は、いくら「ウマい」と連呼されても、

心動かされることはないんですよ。

「創造」に大事なこと~鮨屋の店主に学ぶ

2024年04月21日 18時07分36秒 | アイデアのかけら

昨夜の鮨店の店主曰く、

 

 

「自分は良い店(鮨)は、なんで良いのかわからない。

 でも悪い店(鮨)は、何が悪いのかわかる。

 なんで悪いと思うのか、その理由を考え、

 どうしたら改善できるかを考える。

 その結果がこの店(鮨)」

 

 

 

酔っていたので、店だったか鮨だったか曖昧だが、

内容的には、合っていると思う。

 

 

 

これって「創造」的な仕事には共通する大切なことだよなあ。

 

 

 

感覚ではなく、論理だけではなく。

 

 

 

感覚をアンテナにし、生じた感情を分析し、論理を組み立てる。

 

いい話を聞きました。

 



 

三文字+1

2024年03月07日 21時54分21秒 | アイデアのかけら



移動中にふと、

「不死鳥葬」

という言葉が頭に浮かんだ。

イメージが膨らむ言葉だ。

面白かったので、
その一日、同じように三文字熟語に一文字足して、
四字熟語を作って遊んでみた。

(こういった趣向は、
 ラジオの投稿コーナーなどですでにやっていそうだけど、
 あくまで移動中の個人的な暇つぶしとして)

たとえば、



「印象派閥」
「気合言葉」
「怒髪天丼」
「点心不全」
「肺炎天下」
「値千金玉」

 

皆様も暇つぶしにぜひどうぞ。
意外と夢中になりますよ。

災害ボランティアの知人から聞いた話。

2024年02月19日 14時39分49秒 | アイデアのかけら

※2019.11.2のブログ再掲。

 今回の能登ではどうだったのだろうか。

 この話をしてくれた知人は、

 災害ボランティアがどんどんプロフェッショナル化してきて、

 ついていけなくなってしまったので、

 もう今はやっていないという。

 ここにもまた、別の問題が生じている気がします。

 

 

 

台風19号の後、千葉に、
その後の大雨被害では、福島に行ったそうだが、
そこで感じたという話は、とても興味深いものだった。

以下は、その人が話してくれたことのまとめ。

まず大前提として、
ボランティアに頼るのではなく、
国や自治体がもっとしっかりするべきだ、
という声もあるが、
これだけ自然災害が多発すると、
現時点ではある程度ボランティアに頼るのは仕方がない。

しかしそれならば、
ボランティアの受け入れ体制ぐらいは、
もう少し「しっかり」してほしい。

たとえば、

現地の活動はいくつかの班に分かれて行う。
班長は経験豊富な人間の方がよく、
地元の人間よりも、
ベテラン災害ボランティアの方が敵している場合が多いが、
役所は地元の人間を班長の置きがちである。
もちろん、地元の人間がちゃんとできる人であれば問題ないが、
ただ単に地元の人間であるというだけで選ばれていることもあり、
現場が混乱することもしばしばである。

被害に対する対処法が更新されていない。
浸水被害の場合、かつては消毒用に石灰を撒いた。
しかし、石灰だと今度は健康被害の危険性があるため、
今は別の薬剤を散布するのが「最新」
けれど、それを知らず、石灰を撒いてしまう。
ボランティアが上記のようなことを説明しても、
聞き入れてくれない。

被害状況が把握できていない。
災害ボランティアは被害情報のあるところに集まる。
その結果、ある場所に集中してしまい、
逆にまったくボランティアが集まらない場所が出てきてしまうことがある。
これを避けるためには、
全体的な被害状況の早い把握と、
それに対応したボランティアの差配が必要である。
しかしその体制は現状ない。

その人の経験上では、
兵庫県が災害ボランティアの受け入れ体制が一番しっかりしていたそうだ。
阪神淡路大震災の経験によるものだろう。

ここに記したのは、
ある個人の経験に基づく話であり、
全体としてはさらに無数の問題点があるだろう。

自治体側にも言い分もあるはずだ。


災害ボランティア側、自治体側、双方を取材し、
今そこにある問題点をあぶり出すということを、
テレビでもできたらと思うが、
(それがテレビのできる防災対策の1つなので)

残念ながらそれは「報道」でしかできないだろうなあ。


いや、「報道」でも難しいか、今は。

誰目線の一括化なのか。

2024年02月17日 16時34分39秒 | アイデアのかけら

※2022.6.1のブログ再掲です。


イープラスでとったチケットを「ファミマ」に発券にいったら、
マルチコピー機で発券するように変わっていた。


これまでコピーとチケット関連などは、
別のマシンでやっていたので、
すべてコピー機でやるようになったら、
当然、待つことが増える。


と、考えると、
ユーザー的には不便になったわけだが。


一括化したのはどうしてなのか。


こちらの方が、経費が節減できるということなのか。

 


 

昼休みの罠

2024年02月15日 14時23分02秒 | アイデアのかけら

窓口に用事があり、

 

徒歩30分ほどの隣町にある信用金庫に行った。

 

 

 

到着したのは11時40分。

 

ATMの奥のシャッターが閉まっている。

 

 

 

なんと11時半から12時半まで休業だという。

 



 

ちょっと待て。

 

 

 

場所を確認するため、その信用金庫のHPを見たが、

 

昼休みのことなど書いてなかった。

 

あるのはATMコーナーの営業時間だけだ。

 

 

 

再度、信用金庫のHPを見てみる。

 

 

 

事情がわかった。

 

 

 

HOMEの次の階層「店舗のご案内」には、

 

昼休みの旨が明記されている。

 

 

 

しかし僕が見たのは、

 

さらにその次の階層の「各支店」のページだったのだ。

 

 

 

Googleで信用金庫名と支店名を入れて検索した場合、

 

当該の「各支店」ページに直結する。

 

すると、昼休みの件はわからない。

 

 

 

僕と同じようにして「各支店」ページにたどり着く人も、

 

けっこういると思うのだが。

 

 

 

HPを構築する人は、そこまで考えて作ってほしいものです。