沈黙のプレッシャー

2020年06月06日 08時02分05秒 | 業界のかけら


オンラインで会議をするようになって、
2ヶ月ほど経つが、
昨日の会議は記憶に残るものだった。
恐怖を感じたといってもいい。

会議の途中から、
ブレストになったのだが、
行き詰まり、
長い沈黙が出来た。

三十数人が参加している会議だったが、
この局面を打開できるのは、
総合演出と4人の放送作家、そしてプロデューサーのみ。
もちろん、他のスタッフが発言してもいいが、
まあ、普通はしない。

マイクをミュートにした、
つまり我々6人が沈黙を破ってくれるのを待つ、
大勢の人の顔が、
モニターの画面に映っている。

これはプレッシャーだ。

早く何かを考えなくては!
と思うものの、
焦れば焦るほど、
何のアイデアも浮かんでこない。

あれは本当に怖い沈黙だった。