あの朝、ニュースを見ていた母が大騒ぎしてた。何の映画の撮影シーンかと見てたら2機目が世界貿易センタービルに激突する瞬間をライブで見るハメに!!気が動転して半パニックになった。
ニュースを鵜呑みにしてアルカイダのテロ行為に怒りが爆発、イスラム系過激派組織を敵視した。
でも、時が経ち歴史を研究する知人から真実(恐らく)が次々と明らかになるに従って「アメリカという軍事国家の功罪を隠すメディアのマインドコントロール」だと知り、殺害されたラディン氏もアメリカの被害者、9.11での被害者はアメリカの罪を償わされた、又はその巻き添えにあった者と自己評価が変わっていった。
「アルカイダ」はアメリカがイラク侵攻という軍事作戦が難航する中、同じイスラム系の小さな過激派「アルカイダ」にグリーンベレー等の「殺人専門部隊」が手取り足取り戦闘の仕方、最新武器の扱い方と提供を行った。
アルカイダはアメリカが戦争のために育成したスパイ組織だ。だがイスラムと米兵の行動は重ならず、ラディン氏等はアメリカを「仲間では無い」と反旗をひるがえした。スパイテロ組織が力をつけたままある日「敵」となった。地下組織として公にしてなかった事からアメリカはアルカイダを世界に攻撃を仕掛ける危険なイスラム系過激派組織として悪者に仕立て上げ、自分のケツを拭く行為をまるで正義とでも言うように今の今まで貫き通している。歴史を紐解けばアメリカは侵略戦争で拡大した軍需産業が大きな武装国家だ。その攻撃で命を奪われた人、民族、国は数知れない。歴史的功罪を償う一つがグランドゼロに代表される9.11だったというのが実際のところ正しい見方だろうと私は感じている。そこで亡くなった方もアメリカに居た、居合わせた結果でありご冥福を祈るが、今もアメリカが自国の正義として殺し続けている人の数からすれば哀れみも薄れてしまう。9.11を美化する番組が連日流れる。その前にアメリカの裏で行われている事をより真実に近く皆で評価した上で国際テロ組織に仕立て上げられたアルカイダと故ラディン氏の哀れを考えて欲しい。何も「テロ組織を正当化しよう」などというのではない。誰が何をして結果、どんな罰を受けたのか。多くの信仰の中で「罪には必ず罰という代償がある」と教えるらしい。私の大きな勘違いだといいのだが、世界貿易センタービルのあの事件は罰のほんの僅かな一角で、ドラマ仕立てに美化するのは納得いかない…。見方を変えれば「アメリカが発端の事件」なのだから。それにしても人は何故「争う」のだろうね。頭悪いから理解できないや。