ネットを見ていて懐かしい車両に目がロックされた。
それはまだ免許取って間もない頃、山中湖のジープ村(今もあるのかな)で度胆を抜かれたM561ガマゴートである!
水陸両用(車輪がスクリューを兼ねる)、カーゴ形式(後部は野戦医療空間等)、4WS、6WDのバケモンです。
この車両と出会った日、自分のクロカン四駆歴が始まった。
来ていた「トランスアフリカ」と書かれたランドローバーシリーズⅡ(たぶん)が、三菱ジープJ53の次にハンドルを握った本格CCVで、その後ドップリと嵌るのである(三菱ジープJ54→J54→J59)。
調べてみると、山中湖で轟音(ディーゼルだし)を轟かし、巨大な6っつのタイヤを回して走って頂いたM561とは細部が異なる。
スクリューを持たない車輪の回転だけで推進を得るM561は上陸が困難で、本来車体の前にウィンチがあるハズだが、この車両には無い。
ネットを調べると、あぁ~、思い出のガマゴート(前田村長の私物だよな)はジープ村で車輪の下部が土に埋まり、既に自然に帰る前の無残な姿に変わり果ててる画像を見つけた(オリジナリティは高い)。
前輪だけが車輪で、後ろが無限軌道のハーフトラック(最初の戦国自衛隊(映画)で使用)も、自分が出会った時とは似ても似つかぬ赤錆の塊と化し、更に短時間で土に帰りそうな様相が…。
ここはMB、GPW、M38、M38A1、CJ5A、その他様々なジープや貴重な軍用車両が敷地いっぱいに置かれてて、若い頃はキャンプ道具をジープの荷台に押し込んで週末になればキャンプ(野営だな)した思い出の場所。
前田村長と何度もお会いし、様々なレアグッズを譲っていただいたっけ…。
画像があるハズで、M561もしっかり写したのだが、何分デジカメなんて存在しない時代。
確かリコーか何かのハーフカメラ(フィルム1枚に2枚撮る)で撮影したが、部屋のどこに入っているか見つからない。
ホビーショーに展示された車両は車検をパスしてるとか、あんなんで一般道走ったら迷惑以外のなにものでもなさそう(汗。
ってか、前をスーパー7や、オリジナルのミニが走ってたら、信号待ちで気付かず押し潰しても不思議無いのでは…。
これを運転するには、えーと、大型免許、牽引免許、船舶免許、あと何が必要だろう。
クローズドエリアとはいえ、自分だったらFC101(ランドローバー)のが運転楽しいと感じたなぁ。
あのV8エンジンから入ってくる猛烈な熱気で降りたくなる「熱地獄」は勘弁だけど、障害物を普通に乗り越えちゃう走破性と意外に良い乗り心地は好みだった。
ちなみに、M561 通称「ガマゴート」はスケールモデルよりモーグル用の究極RCとしてどっかのメーカーがモデル化に成功したら、かーなりのトピックスになる気が。
だってあんな巨大な動輪、連結による不整地の走破だけでも弩迫力なのに、水上に出るとあがく芋虫みたいに妙にコミカルな一面持つビークルはそうは存在しませんよー。
フォードのGPA(船に車輪だな)とかも一緒にモデル化して、不整地と池のあるコースのタイムトライアルとかやったら新しいジャンル確立ですね。
…水から自力で上陸できずにスタック続出が目に浮かぶようだが(笑。