大昔の自転車愛好家なら、SAKAE(サカエ)と言えば ペダルやハンドル、シートポスト等のコンポーネントブランドとしてピンっとくるかな?
私の普段の足として現役の ミヤタ・SUPER リッヂランナー(MTBね)には、シートポストとペダルに現役です。
まぁペダルは ロードバイク(トークリップ用)のモノを移植してるのだが。
そんな数十年も前のSAKAE。
先月乗ったら、突然サドルがクィっと斜めに回ってしまった(汗
上半身が前向いてるのに、腰が40度くらい斜め、みたいな ギャグ姿勢 です。
見ると、SAKAEのシートポストのヤグラ基部に小さな亀裂が生じ、ヒネリに耐えられなくなったらしい。
そいつを近所のスズキ店メカニックに 「見栄えとかいいから、これが回らないよう溶接とかお願い」 と頼んだ翌日、できないと連絡が。
何と、ヤグラは鉄だが、パイプの部分はかなり薄いアルミと判明。
ミヤタ初のMTB、勿論アルミ製は我が家のが初期と聞いている。
そんな黎明期のシートポストに、既にSAKAEはアルミ材を投入してたという事実にビックリです。
大きな力が掛かる個所だけに、未だに競技用でも無い限り鉄が使われるシートポスト。
コスト掛けてたんですね、SAKAE。
仕方なく、三菱ジープで25年もお世話になってる、ランクル/ジープのレストアショップに持ち込んでみた。
今は分業したが、以前はランドローバー(ボディーがアルミですね)も扱ってたから、何か手が無いかと。
久しぶりに来店し、相談してみる。
アルミ部は外注に出す事になり、上手くいく保証は無しで、費用は覚悟してと言われてしまった(涙
暫く頭を抱え込む。
現在、空前のロードバイクブームで、自転車用のパーツはいくらでも売られている。
が、MTB用、それも黎明期のレアサイズとなると 調べたところ現行適合品は 「無し」。
サイズを合わせる「シム」を探すも、2種類だけ見つかったが 1つは中国製で輸入となり、品質と納期、輸送の心配が苦い思い出を蘇らしパス!
もう1つは通販サイトだが、欠品・メーカー取り寄せ、難しそうだ。
そもそも、口径合わせのシム1枚に大枚必要って理不尽だろ~(涙。
結局、アルミパイプの中にヤグラの根が挿入されてるので、真横からドリルで穴を開けて動かないよう強引に固定してみようとなった。
これなら、アルミ部が耐えられれば、複数種の金属でも固定できるかもしれない。
…、突起があまり出ると ズボンがビリビリに破れそうな怖さもあるが…
リベットとか有効かな。
そんなこんなでCCV/SUVのレストアショップに チャリンコのサドルを預けてきましたw
どんな結果、というか どんな格好になって戻ってくるのか楽しみです♪