先日の 「アクセラ 22XD Lパッケージ」 を試乗させてもらってから、どうにもアクセルにクセを感じてた。
妙に動きがギクシャクするのです。
特に減速しようと アクセルを閉じると軽い衝撃が来る事があった。
「2.2Lの大きな排気量だから、仕方ないのかな」?
勝手にそう思い込んだ。
思い込もうとした。
でも、何か割り切れない。
で、イロイロとマツダのオートマ(SKYACTIVE-DRIVE)について、開発資料(公開モノ)までほじくり出して調べて気付いた。
「6速のトルコンATだけど、トルコンが介在するのは停止からの発進時の僅かな間だけ」 なんですね!
それ以外の領域(全体の約8割!?)は、「ロックアップ(直結)状態」 で走ってる!!
これはもう、「デュアルクラッチ」車とほとんど変わらない、MTライクな特性になる。
「デュアルクラッチ」が苦手とする、極低速域の滑らかな走行は、トルコンが作動するから マツダでは関係ない。
いろんな意味で、理想的な構造になってる。
スゴイ…。
MT車みたいにダイレクトに加速し、アクセルを戻せばリニアにエンジンブレーキが作動する。
直結(ロックアップ)してるからこそ、こうした事が可能になってる。
この辺りのMT車っぽい(CVTとは真逆な)性格が、「クセ」となってるのも事実。
モワモワと手(足)応えのない最近のエコカーに慣れた方には、逆に乗り難く思う(感じる)のでしょう(涙
今回の恥ずかしい自分もそんな 「ロックアップ」 の乏しい トルコンAT を常用するがゆえに、同じつもりでアクセル操作しミスした。
当然ながら、アクセルを戻しても 「コースティング」 状態となってエンジンブレーキが全く効かないハズが、グーーっと車速が落ちてくる。
減速から再加速に入る際も、普段はトルコンが滑りまくってるからスムーズに移行できるが、SKYACTIVE-DRIVEでは キックダウンが入るので軽く 「抜く」 事で素直に移行する。
イメージとしては、とても高速な 自動クラッチ を搭載した 6速MT車(1-2速にトルコン)みたいなもんですね♪
変速はスムーズで、実に素早い(アップもダウンも)。
これを勘違いすると、意外と思ったように振る舞ってくれなかったようで。
いや、勉強不足、お恥ずかしい(涙。
「MT車に乗りたいけど、AT限定者がいたり、渋滞とかはATが楽で 買えないなぁ~」 って諦める人、多いと思います。
そういう意味なら、限りなくMTに近いATの SKYACTIVE-DRIVE搭載車は 楽しく感じる気がします。
クラッチペダルは無いけど、シフトフィールがMTっぽいのは魅力になりそう。
今さらながら、どうして評論家や オーナーボイスでみなさんがこのオートマを絶賛するのか、今頃になってやっと理解したのでした。
恥ずかしい。