ローターの馴らし話しが出たところで自分の場合です。
ディスクブレーキの場合、ラバーパッドを使うVやカンチブレーキ以上に馴らしに気を使ってます。
車やバイク等は車重があるため比較的楽に馴らしができますが、自転車の場合は故意に焼き入れを入れるべきと考えてます(先輩からのアドバイスでもあり)。
新品のローターは打ち出し・整形したものなので、組み合わせるパッドと共に一度シッカリと焼き入れします。
機械で回して強制的にやるショップもあるようですが、自分は自然の地形を生かして行って来ました。
例えば、ローターを新しくしたら山のように長い傾斜が続く場所を探し、ブレーキを掛けたままペダルを思いっ切り踏み込んだままできるだけ長く走ります(走行後は絶対にブレーキに触らない!)。
これを2~3セット行うと、別物のようにタッチと絶対制動能力に差が出て素人にも判ります♪
ワイヤー引きでも同様で、先ほどの普段足用のディスクローターも山道でしっかりと焼き入れを行ってます。
画はレース等に使うロッキーマウンテン・ブリザード(レイノルズ)のメインホイールに付いてるローターです。
フロントはイタリアのブレーキング社製ウェーブローター、奥に見えるのがリアでヘイズ製です。
もう1セットのホイールには前後シマノXTグレードのローターが付いてますが、転倒で僅かに反りが出てしまってます(直すの忘れてた...)。
ブレーキング社のウェーブローターは恐らく国内のウェーブローターのハシリだったかもしれません。
強烈なストッピングパワーと、意外にコントローラブルなタッチが当時ちょっとしたブームになった逸品です!
リアにヘイズを起用したのは、知人(今は横浜の某ショップオーナー)のジャイアントにインストールされてたローターの滑らかさが気に入り、バランスを取るため組み合わせて納得、お気に入りになりました。
何れも焼き入れ後は絶妙な能力を発揮してますが、新品素のままではあまり良い所は感じられませんでした。
これ等にDeoreのBR-M555を組み合わせるという、シマノ的にはイレギュラーな組み合わせで愛用してます。
気温と用途によって、パッドはレジンとメタルを使い分けてますが、レースから遠退いてからはレジンのまま(笑。
もう一セットのシマノXTローターも6穴式で、これは可もなく不可も無くで普段使いにはルックスの良さもあってお気に入りです。
画のセットをメインにするまでは、ツーリングからXCレースまで幅広く対応してくれたXTローターはクセが無くて良かった。
それをレース中に大転倒、石に横から当ててしまい僅かに反らせてしまったのは悔しかった。
オイル式(両側から挟む)なので辛うじて使えるのでそのままですが、片方が固定のワイヤー引きでは当って使えません(涙。
...思い出したから直す、かな。
ディスクブレーキは焼き入れする事で本領を発揮するようです。
ダウンヒルにでも使わない限り、なかなかブレーキがキンキンな高温になることは稀ですね。
普段の足やXC(時間が長い登りは使わないし)等ではなかなか馴らしになり難い。
オイル式、ワイヤー式を問わず、一度安全な場所でしっかりと焼き入れすることをお勧めします♪
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