草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

乳がん全摘手術の前後の気持ちの変化

2015年12月30日 | つれづれノオト

なんとか大掃除がほぼ終わり、年賀状を出し、ほっとしている猫家です。年の瀬に、ふと自分を振り返ってみました。

前にも乳がんのことはちょこっと拙ブログで触れたのですが、去年の6月中旬、乳がんで右胸の全摘手術をしました。

手術の前は、直前まで、いえ、手術直後も、「全摘なんだよ、いやだよう」と悲しく思っておりました。

お見舞いにきてくれた妹から「胸がなくなっても、お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ。変わらないんだよ」と励ましてもらって、ありがたく思ったのを覚えています。

とはいえ、手術を終えたら、踏ん切りがついたのも事実。徐々に、自分の状態に慣れていきました。手術後、放射線治療をはさんで、少しずつ元気になっていきました。今ではすっかり元気!やりたいことが山ほどあって充実した日々を送っています。

さて、さっきのんびりお風呂に入って、お風呂上りのこと。洗面所の鏡に、自分の姿がふと映りました。これは毎日のことなのだけれど、今日はなぜだか感慨ぶかいものでした。

鏡に映る私は、みっともない姿をしています。

でも、頑張った証拠なんだな、と素直に思えました。そうしたら、自分の姿がいとおしく思えました。

辛かった抗がん剤をはじめ、いろいろありました。自分も頑張ったし、家族にも友人にも支えてもらったし、家族に迷惑を随分かけましたけど…この場を借りて感謝します。

キャンサーギフト」という言葉があります。

癌という重い病気にかかってわかる、命の大切さや、日々の大切さ、周りの人々の温かさなどに気づくこと、という意味のようです。

私は、年上の友人から「何気ない日々の貴重さ」という言葉をいただきました。確かに!大したことはしていないんだけど、「今、この瞬間にしていること」の積み重ねで毎日を送っていると、日々キラキラしてきます。「私は私。家族と友人が一番の財産。できることを、あせらずゆっくりして行こう」と、心から思えます。

やるときはやるけれど、けっして無理せず、疲れたらすぐ休むようにもしています。私なりの、無理していてヤバイぞという兆候を知っています。

そして、毎日を楽しく生きて、免疫力を上げていくわ~!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。