中学生の娘と勉強について話していました。ディスカッションしていた感じです。
その過程ででてきた、学習の構造をメモしておきます。
学習する、つまり勉強する目的は、社会問題はじめ、なんらかの課題解決を行うことにあると私は考えています。これは、先日の講演でリヒテルズ直子さんもおっしゃっていたことです。
残念ながら、人の評価はどんなものをアウトプットするか、で行われるのが現実です。教育に携わる人は、学ぶ過程や、行動の途中経過をきちんと評価してくれるのですが、世間一般ではそうもいきません。
大さっぱにみると、学校の勉強は、授業をうけて、テストの結果で評価されるといえます。
つまり、インプット ⇒ アウトプット の関係です。
この関係を細かく見ていきます。
ものを知る(授業を受ける、インプット)
↓
理解する
↓
覚える
↓
関連させる
↓
知識を使う(テスト、アウトプット)
この繰り返しです。
知識を使っていくことで、知識は身について行くと考えています。
脳科学では、知識をインプットして、忘れたころ(1週間~2週間くらい)に復習すると、記憶が定着すると言われています。
私がいう「知識が身につく」とは、テスト結果を上げることだけではなく、もっと有機的なイメージです。知識同士が有機的につながって、「知識を知恵に変えていく(世田谷教育長・堀氏談)」おおもとの力になっていくことを意味しています。