昨日の夜、何気なく娘の机の上を見たら、「メモを取る練習をしよう」というプリントが載っているじゃああ~りませんか。驚きました!!娘の許可を取って、プリントをのっけます。
いやいやいや、何に驚いたかといって、まずは、中学でビジネスマナーをやるのか、公教育進化してるなぁ、ってこと。これがぱっと見の印象でした。
教材の仕組みは、プリントをざっとみて、電話の会話が1回だけ放送されるのを聞きながら、ガイドに沿ってメモを取るしかけになっています。メモのガイドは、会話内容を5W1Hにそって整理できるようになっています。正確な情報を把握する練習ですね。
そして最後のメモ欄は、 よくある国語のテストのように本文に答えがのっているというものではなく、大体の中学生にはわからない答えを書く仕組みになっています。電話連絡で大切なポイント、「復唱」を生徒に意識させるしかけとなっています。
「これなに?」と疑問に思わせ、答えがわかって「ああ!」となるプロセスをへることで、記憶に残りやすくなるのではないでしょうか。
キャリア教育の一例をみました。
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プリントをよくみると、ネタが、地域のお祭りです(笑)
両親が留守にしているお宅へ、町会長から電話がかかってきて、在宅の中学生がうけるというシチュエーションです。内容は画像をごらんください。
これをみて感じたのは、
- コミュニティー・スクールを意識してるな
- 身近なシチュエーションを設定することで、生徒が電話メモを我が事と認識するのを期待してるな
- 本来、電話の受け答えは家庭のしつけの範囲のはず
- ここまで学校がやらなきゃいけない時代
ということです。電話自体が少ない時代ですから、世の中変わって、難しいなぁ。正解はないけど、学校をとりまく人たちは一生懸命考えて工夫している、と思いました。
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