今日で、「暮らしの中の新発見 感性をみがく講座」と題した、区民企画講座が全部終わりました。全部で4回の企画でした。
- <衣>色合せを楽しむファッション~配色のコツが簡単にわかります
- <食>食材を使い切るアレンジの方法
- <生活>発明の種は身の回りに
- <住>ここちよい住まいづくりと豊かなご近所づきあいのコツ
10月8日から、毎週木曜日、4週連続で講座を行いました。終わってみれば、4回あっという間。振り返りを書いてみます。
<衣>田原二美先生(タハラ・イメージスタジオ代表)
色は分類できることを習いました。色相環をもとにした、同系色、 反対色の関係。習ったことを生かし、ファッション画に彩色しました。その後、布を使ったワーク。2人ペアになって、お互いの今日の服装を引き立てる色を見立てあいました。成果を一人一人発表し、先生の寸評をいただきました。
<食>久保園江先生(女子栄養大学生涯学習講師)
まずは、栄養学の基礎を習いました。栄養バランスと、中年期・高齢期に気を付けて取ったほうがいい栄養素の違いを学びました。次に、賞味期限と、消費期限の違いを押さえた後で、食材を使い切る方法を習いました。買い物のコツ、食材の保存方法です。例えば、干し野菜の作り方と栄養的な効果 、家庭で冷凍するときのコツなどです。
久保先生は失敗談を豊富に交え、気さくな話しぶりが印象的でした。
<生活>中本繁美先生(一般社団法人 発明学会会長)
発明のアイデアを形にしていく方法を習いました。硬貨を使うワークで、日ごろ物をきちんと見ているか?という体験をしました。ノートを作り、日ごろ不便に感じていることを書きつけていくと良いとのことです。赤ちゃんのドーナツ枕の発明話と、アイス・雪見だいふくの特許の話を伺いました。そして、先行特許を調べられるサイトの紹介もありました。
中本先生は、とにかくダジャレが大好き! お話は、ダジャレに始まりダジャレに終わるといっても過言ではないくらいです。話の行方をわくわくしながら、大笑いして伺いましたが、講座の内容自体はとても濃く、充実感がありました。
<住>甲斐徹郎先生(関東学院大学客員教授)
ここちよい住まいづくりと、ご近所づきあいの話の2本立てでした。ここちよい住まいづくりについては、まず気温と体感温度は違うことを教わりました。夏を涼しく過ごす方法についての秘訣は、家に対する輻射熱・蓄熱をいかに防ぐかということにあるそうです(屋外緑化・緑のカーテンなど)。緑化対策前、後の外気温と室内温度の差のグラフがでてきて、説得力がありました。豊かなご近所づきあいについては、庭のリフォームや、世田谷トラストの「3軒からはじまるガーデニング支援制度」の事例を基にした実践例を紹介いただき、ここちよい場作りをすると、人を呼びたくなり、人が集まる、交流が増える、いい関係が近所と築ける、という趣旨のお話を頂きました。
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私達企画員で、講座全体に仕掛けをしていました。
名札を色分けしていて、参加者が各グループ6~7人になるよう調整、4回の講座全てグループ別に座っていただきました。名札の裏に、発見したことをメモしていただいておいて、最後の4回目は講義終了後にグループで振り返りをしていただき、発見したことを代表者に発表していただきました。
講座、4回とも、とどこおりなく進行できたこと、関係者のみなさまのおかげです!
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