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原爆の日 湯崎知事あいさつ メモ

2024-08-11 16:06:53 | 社会・平和

 現実主義者の核兵器廃絶

 79回目の原爆の日、記念式典が広島平和公園で8月6日に開かれた。式において湯崎知事が挨拶された、それは今年もメモを残したいと感ずるものだった。メモを下記させてもらいました。

 鳥取県青谷上寺地遺跡を訪問しました。そこでは頭蓋骨に突き刺さった矢尻など、当時の争いの生々しさを物語る殺傷痕を目の当たりにし、平穏ばかりではなかった暮らしに思いを巡らせました。翻って現在も、世界中で戦争は続いています。強い者が勝つ。弱い者は踏みにじられる。銃弾で打ち抜かれ、あるいはミサイルで粉々にされる。大国が、公然と国際法違反の侵攻や力による現状変更を試みる。それが過去から続いている現実です。

 現実主義者はだからこそ、力には力をという。核兵器には核兵器を。しかしそこではもう一つの現実は意図的に無視されています。人類が発明してかつて使われなかった兵器はない。核兵器もそれが存在する限りいつか再び使われることになるでしょう。

 私たちは、真の現実主義者にならなければなりません。核廃絶は人類存続に関わる差し迫った現実の問題です。にも拘らず、片や、核兵器維持増強などには昨年だけで14兆円超の資金が投資され何万人もの人が投入されています。

 現実を直視することのできる皆さん、私たちが行うべきことは核兵器廃絶を実現するため資源を思い切って投入することです。想像してください。核兵器維持増強の10分の1の1.4兆円や数千人の専門家を投入すれば、核廃絶も具体的に大きく前進するでしょう。

 人類が核兵器の存在を漫然と黙認したまま、痛みや苦しみを私達に伝えようとしてきた被爆者を一人また一人と失っていくことに私は耐えられません。「過ちは繰り返しませぬから」という誓いを、私たちは今一度思い起こすべきではないでしょうか。

 

 「あいさつ」をかなり短く私の感覚でさせてもらいました。「現実主義」の、力には力が必要、作った兵器は使われてきた、核兵器は使うと人類存続が危険となる。これらの現実を理解して皆で核兵器廃絶を目指しましょう!!


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