2020.10.13
被災地を訪問して防災研修を受ける。R2・10・13に民生委員が、線状降水帯ができて大雨が降り、6年前に土砂崩れになった広島市安佐南区佐東南地区民児協(総合福祉センター)を訪問する。福祉センターは6階建て、立派なものであった。
被災状況は死者68人・避難者はピーク時651人。避難所運営の組織は添付の組織図だったという。避難者が多いためにその運営には困難さがうかがえる。その時の「ボランティアをめぐるトラブル」の一つを紹介すると、ピンク帽子(ボランティア)は働きが悪いうえ、帰りには支援物資を持ち帰っていると区役所に苦情の電話がかかってきた。地域のボランティアの多くは、自身が被災者であることがあったためだった。
「災害からの教訓」にはりっぱな支援組織でも自分自身が被害を受けると、他人の支援どころではない。まず自分自身の安全を! 組織の連絡網は携帯電話で造ることが大切(固定では停電時使えない)など。さて、被災者である民生委員は災害にどのように対処すべきか?まとめによると、発災前:検討へ参画 中:自分の命を守る・考える 後:応急復旧へ参画
岩国市では各自治会単位で防災マップ作りが進められている。地球温暖化により「日本は亜熱帯型気候となっている」と思われる。ゆっくり時間をかけては、各地が被災地となる。私は、住民が先ず自分の命を守る知識を持ち、そして地域防災への意識を持つことが大切だと学んだ。