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ご先祖と今の家族とを繋ぐ祖霊信仰、ご先祖を供養するお盆。その始まりの日です。玄関に盆提灯を置き目印にするなどがなされたりします。
目印といえば、玄関飾りをして歳神様が迷わないようにするとの年始行事を思い出す。歳神様もご先祖様の仲間かもしれませんね。さて、私の家では定年後からですが、お盆の期間は、仏壇にランプを灯すことにしています。
お盆には地域で盆踊りをしていました。練習をし、準備をし、子ども達にも踊りを教える。青年団が中心となり、隣地域とも踊り子は行き来し協力していました。現在は80才前後になられる方達が活躍されていた姿や声を思い出します。しかし、広場がなくなり、青年団員は就職して少なくなり、この行事も今では無くなっています。
私の家では、お盆に家族が集う日を踊りの夜に合わせたりしていましたが、父母が30数年前に亡くなり、いつの頃からかお盆に集うことをしなくなっています。転勤族だった私の心構えの弱さの所為でしょう。とは言え家を繋ぐこと、先祖を供養しお墓を無縁墓にしないことに、祖父や父母と同じように、できる限りの力を尽くしておきたい。残る家が、先祖が努力した愛情の集まりとも思うから。先祖を供養するお盆の入りにひと言⋯。