おめでたいものは何?
新年明けましておめでとうございます。
新年となりお正月に初めて出会った人へこの言葉を交わして挨拶する。日本の私が住んでいる地方のあいさつの言葉だ。何がおめでたいのだろうか。少し考えてみたい。
「明けまして」という:明ける事とは、旧年から今年になる事。これには時間の経過がある。経過がおめでたいか?これではなさそうだ。それではおめでたいのは何か。①平和な今年となった事②平和な今年と、あなたと私とが一緒に出会えた事③あなたと私とが、今年に出会えて、互いの元気を確認できた事(これは仏教では縁起といい、互いの生存確認すること。一方が亡くなれば、他の一方がこの世にいた証明を互いにできない。)この③の互いの生存確認ができたこと、がおめでたいことと言えそうだ。
言い換えると、「私はあなたが今年生きていること、この世にいることを、証明するよ」と互いが交換すること。
今年もよろしくお願いします。とは「今年もお付き合いしながら、証明し合いましょう」と挨拶していること。仲良くして互恵(利益を与え合う関係)を続けたいもの、このように私にも理解できる。
一年の節目に改めてお隣に暮らしている方と、このように挨拶しあえていると解釈できれば「すばらしい今年の初出会いのことば」だ。お互いに元気で過ごしましょう。お互いのために!!となる。