信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂農業未来創りプロジェクト会議の視察研修1日目

2018年07月03日 | 私の活動報告
 3日(火)午前6時に生坂村を出発して、三重県熊野市に視察研修に向かいました。生坂農業未来創りプロジェクト会議の委員有志、農林水産物生産者組合の正副会長、事務局と私を含め10名の皆さんに参加していただきました。
 熊野市は三重県の南部に位置し、熊野灘に面する市であり、吉野熊野国立公園内に位置して、豊かな自然と温暖な気候に恵まれている市であります。


 今回の視察研修は、お互いに相模女子大学の地域協働活動を受け入れていることと、大学の相生祭などでもお会いしていまして、熊野市の特産品を生坂村の道の駅「いくさかの郷」で販売させていただきたいということで伺いました。
 三重県の南部の市ですので、熊野市の職員の皆さんとの待ち合わせ場所に着いたのは、午後2時頃でして、思っていた通りかなり遠いと感じました。お出迎えくださった方は、熊野市農業振興課 湊課長さんと吉田課長補佐さんでして、世界遺産「鬼ヶ城」のことなどについて説明をしていただきました。

▽ 待ち合わせ場所は、世界遺産のまち、熊野市の玄関口にある鬼ヶ城センターでして、熊野尾鷲自動車道・熊野大泊インターを降りてすぐのところでした。ここは、熊野の四季を感じられるお食事と特産品を取りそろえた、まるごと熊野を体感できる施設とのことで、熊野の名勝「鬼ヶ城」に隣接し、熊野古道「松本峠」にも近く、熊野古道ウォークも簡単に楽しめるとのことでした。






▽ このセンターは平成27年に7億5,600万円を掛けてリニューアルオープンし、昨年度は、来場者256,000人、売上高1億6,500万円程で黒字とのことでした。施設の概要説明を伺った後、世界遺産で海岸景勝地の鬼ヶ城を案内していただきました。ここは、 熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並び、熊野灘に面して約1km続いていて、志摩半島から続くリアス式海岸の最南端とのことで、自然の力によって生まれた素晴らしい景色に感動しました。








▽ 次に熊野市の市役所に行き、河上市長さんはじめ農業振興課の皆さん、水産・商工振興課 濱口課長補佐さん、地域振興課 乾課長補佐さんから、熊野市の多くの特産品などについて詳しく説明をしていただきました。



 温暖な気候ですので、ほぼ一年中みかんを中心に柑橘類が収穫できること、熊野市だけで栽培している「新姫 にいひめ」の各種加工品の紹介、みかんジュースの試飲もさせていただき、濃厚で美味しい味に感銘しました。
 また、熊野市の郷土食のたかな漬の「めはり」やさんま寿司、各種の魚の干物、「最高級」とも評されている「熊野地鶏」、遊木漁港で水揚げされた新鮮なカマス・シイラ・カンパチ等のすり身の「熊野すりみん」、蓄養のマグロや養殖の鯛、熊野市だけで採れる那智黒石などを詳しく説明していただき、当村道の駅「いくさかの郷」での仕入方法なども具体的にお話が出来、今後どの特産品を仕入れて、どの様に販売するかなど、生坂農業未来創りプロジェクト会議で検討協議をしてまいります。





 
 河上市長さんには、大変お忙しい中最後までご同席いただき、ユーモアを交えて気さくに分かり易くお話をされ、担当課の皆さんにも、親身になって詳細にご説明くださり、予定時間を30分位過ぎるほど、多くの特産品や熊野市の紹介などに夢中になり、心温まるご対応に心から感謝を申し上げます。


▽ 初日最後は、今年4月にオープンした道の駅「熊野・板屋九郎兵衛の里」に行き、運営しています熊野市ふるさと振興公社事務局長で、道の駅の倉本駅長さん達に、道の駅のことや当振興公社が製造販売している「新姫」「熊野地鶏」の商品などを見せていただきながら説明をしていただきました。
 熊野市の桧と杉を使った建物は、爽やかな木の温もりを感じ、落ち着きのある店内に、振興公社の商品や熊野市の特産品、お土産品などが販売され、軽食やスナックなどのテイクアウトコーナー、観光案内コーナーもありました。







 参加された皆さんには、朝早く出発しての視察研修でしたが、疲れも見せずしっかりと研修をしていただきありがとうございました。また、視察先の皆さんには、とても親切に分かりやすくご説明くださり、我々にとりまして役に立ちましたご対応をしていただき感謝を申し上げます。

▽ 朝の写真は小舟バス停近くの風景です。





 その他生坂村では、保育園でソーシャルスキルトレーニング、小学校でALT・4年消防見学、健康応援隊in牛沢などが行われました。