信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

長野県治水砂防協会犀川支部 視察研修 一日目

2018年10月03日 | 私の活動報告
 3日(水) は段々と雲が広がってきても、時より日差しが届いて視察日和でした。
 本日は午前7時30分に家を出て、9時50分頃に「道の駅 千曲川」で北信建設事務所の木下所長さんはじめ職員の皆さんとお会いして、飯山市井出川の昨年5月19日に発生した山腹崩落時に流木・土砂等を捕捉した砂防堰堤と下流域に新たに砂防堰堤を建設中の現場を案内していただきました。

▽ 最初に5月19日山腹崩落により発生した土石流の状況と、桑名川砂防堰堤が流木・土砂等を捕捉した状況をビデオで拝見し、応急対策として銅製牛枠、リングネット、コンクリートブロック堰堤などの対策工を実施した内容などを説明していただき現地を視察させていただきました。












▽ 次に平成29年度災害関連緊急砂防事業として、高さ13メートル、幅91,5メートルの砂防堰堤整備と流木捕捉工、既設の桑名川砂防堰堤の徐石工、工事用道路工で事業費約7.3億円の工事現場で説明をしていただきました。今年11月下旬には砂防堰堤は完成するとのお話で、早期の復旧に対し敬意を表するところです。






▽ 次に国土交通省 北陸地方整備局 湯沢砂防事務所の福田副所長さんと職員の皆さんから、やまこし復興交流館でお会いしました。
 この「やまこし復興交流館」で説明していただいた方は、小学校6年生の時に中越地震に遭われた方で、発災当時と避難生活から復興してきた山古志地域のことについて、地域が経験したことを住民の証言を中心として、中越地震を振り返るとともに、山へ帰ってきた住民の現在の姿などを地形模型シアター・写真・パネル・架設集会場などを見せていただきながら説明してくださいました。
















▽ 次に山古志芋川フィールドミュージアムに行き、新潟県中越地震により芋川流域では、75箇所の地すべりが発生し、甚大な災害となり、湯沢砂防事務所では、地震直後から取り組んできた直轄砂防事業と平成18年度から着手した直轄地すべり対策事業など、当該流域における土砂災害対策を集中的かつ迅速に行って来られた説明を詳しくお聞きしました。






▽ 中越地震により地盤が突き崩され、芋川流域では大きな土砂ダムが生じて集落水没や決壊洪水の危機等を経験しましたが、多くの人の想いと土木技術によって乗り越え、今も国道等から色々な砂防施設を間近に見ることができました。
 また、木籠メモリアルパークは中越地震の爪痕が色濃く残る集落であり、現在も川の土砂に埋もれた住宅を見ることが出来、集落の中心を流れる芋川を下れば、河道閉塞の原因となった大崩落地と河道閉塞ダムがありました。そして、水没住宅を見渡せる駐車場の脇にある「さとみあん」で、買物をして宿泊先のホテルに向かいました。














 北信建設事務所と湯沢砂防事務所の職員の皆さんはじめ関係の皆さんには、お忙しい中、詳しく分かりやすく説明をしていただくなど、我々の視察に対して丁寧にご対応くださいまして感謝申し上げます。

▽ 朝の写真は我が家の庭の風景です。





 その他生坂村では、健康管理センターでフレイル教室3回目、いくさか歩こう部、健診結果返却などが行われました。